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日記、日々の想い 

核家族化、始まっていたんだね

おまえの、初めての
ひとりの外泊
あの扁桃腺手術の夜
ずいぶんと、心細かった
甘い環境にいたからかな
考えてみると
おまえは、昼間ですら
ひとりで、お留守番は
あんまり、記憶がない
少なくとも、小学生迄は
家族が、しっかりあったからかな
あの頃の世の中は
普通は、どうだったんだろうね
鍵っ子とか言う言葉も
生まれた時代だったか
地方は、知らない
高度成長期に入り
首都圏では
地方からの集団就職
ぞんな人たちも
家庭を持ち
ただ、家はないから
公団住宅となる
DK、団地サイズ
それが、もてはやされた
ただ、狭いから
夫婦と子どもふたり
それが標準だった
戦争に負けて
外地に住んでいた人たちも
帰国して、ベビーブーム
あの戦争では
何百万人の人が亡くなった
それでも、それを凌いだ
人口爆発
今は、昔
世界一の過密人口
子沢山は白い目で
見られかねない
そんな時代だった
おまえの子ども時代
海辺の街は
海軍火薬廠と
その後継工場群
そこには、地方からの
労働者の人たちの住む
公営住宅の多い街
狭い家に、核家族
公団とは違うけど
団地的な家族構成
4人が標準だったか
だから、平屋でも
鍵っ子は居たし
遊びに行くと
おばさんも共稼ぎ
だから、当然
いつも友だちと二人きり
そんな感じだった
おまえみたいな
代々地元の家系は
ほぼ、いなかった記憶
おまえみたいに
いつも、家族と一緒は
少数派だった
今、思うと不思議
おまえは、すっかり
引きこもっているけど
それでも、家族は一緒
だけど、世の中は
おひとり様が
増えているのだと思う
核家族みたいな言葉
もう、それも死語だね
人口過密が
いまや、少子化
いずれ、絶滅❓
あの頃は、ずっと
貧しかったけど…
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