苦しんだこと
それは、多分
こうしようとして
こうならないこと
ああしたくて
でも、ああ出来ないこと
そんな風な記憶は
あれこれ、いっぱいあって
みんなどれも
ただ、苦い
そんな風な時でも
そうでない時でも
例えば、母から
こうしなさいとか
言われたとして
こうしようとするけど
こうは、出来ない
ああ出来ると、良いのにね、とか
優しく、諭されることもあって
でも、やっぱり
ああも、出来なくて
ぞんな時は、いつでも
ダメな自分に
物凄く傷ついて
その記憶は、やっぱり
ただ、苦い
ただただ、苦い
そんなことを、気にし始めたら
ぞんな思いは
いつも、決して
あたまから、離れない
あたまから
掻き消そうとかも
してみたけど
結局、ずっと
澱のように、心の底に
沈み込むばかりで
挙句、こびりついて
振り払うことなんて
どうしても、出来ない
それで、こうしなければ、とか
いや、ああしなければ、と
また、思うことがあると
かえって、魅入られたみたいで
どうしても、どうしても
こうなんて、ああなんて
出来ないことになるんだ
そんな風だったな
そんなことの
繰り返しだった
でも、考えてみよう
どうして、こうしなけりゃ
いけないんだ❓
いや、きっと
こうでなくても、良かった
どうして、ああ出来たら
良いとか、言うんだ❓
そんな事は
何が、良いのかなんて事は
しょっちゅう、変わるんだよ
だから、きっと
おまえは、ああなんて
出来なくても、良かったんだ
多分、みんな
そんな風に
どうでも、良い
そう言うことだったんだ…
