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日記、日々の想い 

春の昼下がり、静寂の街を…

昼下がりの住宅街
歩く人影もない
そう言えば、この住宅地も
我が家が、入居してからは
まだ、十四年位だけど
造成が、進んで
入居が、始まったのは
その五年位前か
だから、入居者は
自分と同世代も、多いけど
歳上の団塊世代以上の
そんな人たちが、多い
会社でも、ずっと
そんなだったから
まあ、慣れている
取り敢えず、あたまを
下げとけば、良いみたいな
先輩ばっかりだからね
何しろ、会社では
入社してから
この希望退職の
最後の日迄
とうとう一度も
平均年齢に
追いつけなかった
入社時は
中途採用だから
ちょっと歳上の
団塊世代が、平均
それが、最後迄
あんまり、変わらなかった
この住宅地も
そんな構図は同じで
お子さんたちは
我が家より歳上だから
みんな成人していて
みんなもっと都会に
出て行ってしまう
多分、歳上の住人たちも
自分たち夫婦と同じで
子育てには、都会より
通勤可能な、ちょっと田舎で
一戸建てで、庭が広くて
自然に囲まれている
そこで、子どもたちを
伸び伸びと、育てたいとか
思っていた筈だ
みんな都会生活に
会社員生活に
その息もつけない雑踏から
逃れたいと
思っていたのだろうか
でも、こうして
月日が、経てば
子どもたち、誰にとっても
こんな、なんにもない
再過疎化の始まった
自然だけの田舎なんかで
生きていくのは
大変なだけだなんだ
それより、何より
退屈で、刺激がない
若者には、きっと
なんの魅力も、ないのだろう
だから、みんな
もっと都会へと
出て行ってしまうんだ
なんか皮肉だな
この町は、首都圏だけど
プチ田舎で
田舎から、都会に
出て来ていたひとたちとか
自分たち夫婦みたいな
郊外での暮らしを望んだ
そんなひとたちとか
Uターンと、Iターンだよね
それが、結局
子どもたちは、都会志向で
親世代が、老人になって
取り残されている
再過疎化した街には
この昼下がり
老人は引きこもり
学齢前の子ども連れの
母親たちの姿など
ある筈もない
こんな人見知りの自分が
なんの苦もなく
自転車を、漕ぎ出せたのも
この田舎町の
また寂れ始め
静まり返っている
沈鬱のおかげには、違いない
でも、この静寂の中でも
自分気持ちは
確かに、炎を抱き始めていて
この過疎の沈黙に
包まれていても
消えることのない
確かな思いとして
自転車を、走らせている
さあ、緑道を抜ける
大通りに出て
県道へと降りて行けば
さあ、湖の煌めきが
この思いの炎を
更に、焚きつけ
燃え立たせて、くれる筈だ
        to be continued

 当地の今日は、予報以上に、雲の少ないスッキリした晴れになりましたね。最低気温は、空港観測値で、19.1℃。熱帯夜に近かった昨日と比べると、普通になりました。ただ、昨日の最低気温が、深夜に、22℃台になり、更新されたように、昨晩から、気温は、落ち着いてきたようでした。

 昨日の当地の最高気温は、31.2℃でした。今月の最高気温でした。秋分の日に相応しくない季節外れの暑さでした。今日は、晴れても、少し涼しくなる予報でしたが。朝の涼しさとは、案に相違して、気温は、ぐんぐん上がっています。昼過ぎの今は、29℃近く。予測最高気温も、30℃。真夏日に変わりました。かなり、暑く感じます。明日の天気の崩れの予報も、曇りに変わりました。ただ、気温は、下がるとしていますが。そうなって、欲しいです。

 最初の詩文にも書きましたが。もう、あのダイエットに励んだ失業保険で休んだ時期も、既に、ふた昔も前に、なってしまいました。早いですね。ただ、あの頃、既に。過疎化の傾向は、見え始めていたんですよね。人見知りの親父が、自転車で、漕ぎ出した大規模分譲住宅の街角からは、心配していた人影など、ありませんでした。

 ほっとして、でも。寂寥感みたいな感覚も、過りました。住宅に越してきた頃には。平日の昼下がりでも、春休みの頃ですから。子どもたちが、走り回り。母親たちも、井戸端会議を、していたかも知れません。我が家も、そうでしたから。その子どもたちも、皆。成人になり、都会に出て行った後だったのです。我が家も、そうでした。中高年だけが、取り残されて。働きに出る人たちと、リタイアして、家にこもる人たちと。その街の寂しさは、首都圏でも、辺境では進行している、再過疎化の予兆だったのだ思います。

 今は、どうでしょうか。バブル時期少し前を最後に、分譲を終了したこの住宅です。自分などは、当初、一番年下世代でした。皆さん年老いて、ちらほらと、亡くなられています。ただ、子どもたち世代も、一部は、Uターンで、帰ってきて、子育てをしたりしています。この街も、何とか、命脈は、保たれていると言うところです。

 どうなんでしょうか。このコロナ禍で、若いひとたちが、もう少し、この過疎化する町に、帰ってきませんかね。人見知りで、人嫌いと思われているだろう自分ですが。やはりこの慣れ親しんだ街が、消えていくのが、寂しい、嬉しくない気持ちはあるのです。街が、また賑わい。引きこもっているにしても。人々の喧騒を、少し遠くに感じていたい。そんな、我儘な自分ですね。












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