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日記、日々の想い 

若い人がって、ちょっと違和感は、あった

 もちろん、自分は、若くはない。ただ、このコロナ禍で、都知事はじめ、総理や担当閣僚、対策分科会会長、医師会会長等が、若い人が、若い人が、と言い過ぎるのには、違和感があった。現在、自粛引きこもり年金生活者の自分でさえ、若い頃は、仲間と一緒になれば、周囲の顰蹙を買う程度には、騒いだこともあったし、同世代や、年上世代だったら、今の若者たち以上に人騒がせな人などいくらでもいた。それと比べれば、今の若い人たちは、大人しいし、騒がないではいられないような人種の割合は、ずっと少ないように思える。しかも、若い人たちは、自分のように、僅かでも年金を貰えて、何とか引きこもっていられる高齢者などとは違い、親の脛を齧れなければ、働かなければ、食って行けない。仕事も、対人で、他人と直接接しなければならない職種も多く、引きこもりたくても、他人との接触をしたくなくても、出来ない立場にある。もちろん、息抜きで、騒いでいる場合もあるだろうが、コロナ不況もあるし、そんなストレスばかりの環境に置かれていて、我慢し切れなくなることもあるだろう。
 それを、若い人は、とばかり殊更に言うのは、いかがなものか、と。自分より年上の、D塊世代をはじめとした、いまだに全有権者に大きな割合を占める高齢者に、政治家の皆さんが、阿っているのかなと、疑ってしまうこともある。
 そこで、昨日聞いたニュースだ。自分の住むC県で、変異種のクラスターが、初めて発生したと、知事が発表した。それが、昼カラで、高齢者ばかりだと言う。皆さん、多くは、マスクもせずに、熱唱されていたらしい。そりゃ、感染るよな、と。しかも、初の変異種クラスターとは。分別が無ければならない高齢者が、どんだけ恥ずかしいんだ、と。この方々は、まさか、若者批判などには同調せず、皆さん理解のある方々だったとは思うが。
 だいたい、自分より年上の、D塊世代をはじめとした戦前、戦後の混乱期を生き抜いてきた方々は、生命力が強い。他人を押し除けても生き抜いてきた、そんな方も多い。こんなことを言うと、生意気な、と顰蹙を買いそうなので、言い訳すると、これは、敬意を表しているつもりだ。ただ、そんな生命力の強い方々だから、集まって騒ぎたい人たちも、とても多かったように思う。だから、映像にもあったが、昼カラで感染症対策など気にせず、熱唱している姿は、逞しくも感じたが、呆れもした。
 C県では、春の蔓延期にも、自分の住む街と比較的近い、中核的な都市で、高齢者による昼カラクラスターが多発して、問題化した。今回のクラスターが、その都市かどうかは、知らないが。とにかく、我慢出来ない人は、老人でもいるし、多いと言うこと。それも、個人の個々の性向の違いがあるから、自分のような引きこもっていて苦痛に感じない人間が、とやかく言うことでもない。そう、思っている。自分が、感染したくなければ、そんな人たちとは、接触を避ければ良い。
 ただ、そんなことだから、やっぱり、若い人は、とか、そんな安易な括りは、そろそろ止めるべきだと思う。だいたい、若い人の多くも、そんな高齢者たちより、よっぽど自粛している子たちは、多いように思えるのだ。

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