習俗がない
ほぼではなく
まったく
何か、何にもしない
実家では、多少あった
例えば、餅つき
ばあちゃんがいた頃は
していた
たくあんの漬物とか
干し柿とか
農家ではないけど
買ってでも、やっていた
ただ、ばあちゃんは
かあさんと揉めて
叔父さんの家に行った
それからは
二世代家族
かあさんは
ばあちゃんと違って
完全な農家出身ではない
火薬廠の職員の娘
だから、同世代と比べても
儀礼的な事とか
季節の祝い事とか
適当な方だった
それが、とうさんが
亡くなり、かあさんだけ
まったくではないけど
ますます、手抜き❓
もちろん、おまえは
何にも、思わない
かあさんがそんなで
とうさんが日教組なら
祖霊崇拝など
せいぜい、かたちだけ
中身はなかった
そんな末っ子が
独立すれば
何もかもがどうでも良い
何の興味も
一欠片の思いもない
所謂、まったくの無神論
そんなおまえには
ずうっと、今でも
何の習俗もない
興味も持てない
ただ、そうだね
あれこれと
長年に、思い馳せて来て
行き着いた先が
無神論の果てに
祖霊信仰に
近い思いか
ただ、思いだけ
おまえには
例えば、祖霊信仰
まつわる習俗には
何の興味も持てない