自分は
まあ、きっと
ワクチンを
いつか、どこかで
打つかも、知れない
でも、自分は
ひょっとすると
いつかでも、どこかでも
まあ、打たない気もする
そんな自分は
煙草が、大っ嫌い
それで、賭け事は
全然、興味ない
だって煙草は
煙が、煙いだけだ
何で、煙を
吸わなきゃ、いけないんだ
それで、賭け事は
何より、まず
胴元さんが
儲けてるよね
残りの金を
分け合うだけでしょ
吝嗇な自分だ
やる訳ない
…そうだな
そんな風に、自分は
いつも、そうだった
嫌な奴だったな
他人が、煙草を
格好良いつもりで
吸っていても
何にも言わないけど
心では、嘲っていた
他人が、賭け事に
熱狂していても
何にも言わなくて
何にも思いもしなかった
それで、この感染症禍
きっと、収まらないだろうと
ずっと、思っていて
でも、多くのひとたちは
もう、収まるだろうと
思っていたみたいだ
そんな時の自分は
ワクチンを、すぐにでも
打つつもりで、いたんだ
でも、感染症禍は
ちっとも、収まらない
そうしたら
多くのひとたちは
今度は
ワクチンだってさ
でも、自分は
ワクチンを
打つつもりでは、いたけど
ワクチンなんて
万能じゃないって
ずっと、思ってたから
ひとが
ワクチン、ワクチンって
騒げば、騒ぐほど
どんどん、どうでも
良くなってしまった
まあ、みんなが
ワクチン打てば
きっと良くなるよ
でも、自分が
ワクチン打っても
副反応が
酷いかも知れない
打たなくても
罹らないかも知れない
罹らなければ
うつさない
もう、ワクチンなんて
自分にとっては
煙草程には
嫌いじゃないけど
賭け事位には
どうでも良い
そう、ワクチンなんて
どうでも良い
だから、きっと
ワクチンは
どうでも良いから
結局、多分
打つかも知れない…
