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日記、日々の想い 

悪夢のスタンド・バイ・ミー

ずいぶんと長かった
犯人が飛び出して来る
里山の森、山道から
何にも、話さなかったけど
友だちとふたり
同じ恐怖と
戦っていたのだと思う
気が遠くなるほど
じりじりとしていた記憶
でも、バス停の時刻表より
だいぶん、早かった
後から、思えば
山頂停留所で
かなりの時間止まる
そんな時刻割りだったようだ
そのエンジン音は
ずっと彼方から聞こえて
だんだん大きくなる
山を這い上って来る
はっきりと分かる
どけだけ、こころ強かったか
エンジンの唸りは
はっきりと聞こえて来て
とうとうバスの車体は
広場の端から、姿を現した
助かった❗️
それでなくても
一度だけ
クルマのエンジンが
聞こえたと思えば
また、パトカーで
遠く、気づかれないまま
山頂へ消えて入った
それも、ずいぶんながっかり
でも、今度は間違いない
バスのエンジン音
そして、車体だった
ふたりは、何にも
言葉も交わさず
ただ、心底嬉しかった筈
ふたり、掛け寄る
止まったバスからは
車掌のお姉さんが
飛び降りて来て
バスは転回するらしい
待ち切れないよっ
そして、所定の場所に
バスは止まった
お姉さんが、先だったか
ふたりは、まるで
倒れ込むように
乗り込んだのだと思う
切符を買ったのか
よく覚えていない
お姉さんは
ちょっと、冷たい感じ❓
それは、どうでも良い
おまえたちは、ふたり
真ん中辺りの席に
また、倒れ込んでいた
やっとのこと、安堵
やっぱり、お姉さんは
あんまり優しそうじゃない
運転手さんは、そっぽ
でも、これで良い…
そんな時だった
お姉さんは、取り敢えず
乗客はおまえたちだけ
車掌さんの場所では無い
前の方のベンチシートに
腰を掛けた
多分、この山頂バス停では
もう誰も乗ってこない
この山中には、きっと
犯人と追っ手と
パトカーのお巡りさんたち
他には、誰もいなかった
そんな時だった
運転席にいて
前しか見ていなかった
そんな運転手さんが
突然、立ち上がる
つかつかと車掌さんの方
ベンチシートに歩み寄る
突然…
「嫌よ、子どもたちが
 見てるじゃない💢」
「いいじゃねえかっ🤤」
えっ❓
なにっ⁉️
だいたいR12ですよ💥
R15ですらない
いきなり、R18ですか😱😱
おまえたちふたりの
たいがいな悪夢
スタンド・バイ・ミーは
また、再暗転していた💦

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