気楽だな
ただ、まったり
引きこもり
ひとり
孤独がない
でも、昔は
孤独だったかも
会社にいて
組織の中にいて
違和感しかなくて
他人と噛み合えない
そうして、生まれた
孤独
そんな、孤独
もちろん、社会から
まったく、孤立していた
そんな訳でもない
多少は、壁はあったけど
酔っ払って
あれこれ、はしゃいだ
そんな事も、ないではなかった
そんな事ばっかり
そんな時期もあったかも
それでも、ひとりの帰り
電車の座席に沈むと
気分も沈んだ
何だかな
やっぱり、ひとり
上辺はともかく
噛み合わない、孤独
例えば、そうだな
本当には、何もかも
のめり込めない、気持ち
楽しそうにしていても
何だ、これ❓
本当に楽しいか⁉️
どうでも良くないか…
そんな感じだったか
他人と同じペースでは
絶対に楽しめない
拗らせ自我か
そして、孤独
酔いが覚め始め
でも、残った酔いは
ひたすら、不快…
そんな時だ
ふと、見回すと
座席は、随分と空いて
もう田舎を走る
我が家も近い
まばらに、それぞれに
自分の世界に沈む
しらじらとした乗客たち
ただ、微かな温もり
孤独だけど
ひとりになり切れない
そんな、おまえには
ちょうどよかった
まばらな他人波
揉まれない孤独
少し温もり、と