ような事を言っている
けど、本当で嘘
絶望は、していた
絶望は、していて
絶望をしたまま
だろうな、多分
翔んで行きたいのに
翔べないから
跳んで、飛んで
翔んで行きたい
ものごころついてから
ずっと、そんなだった
でも、跳ぶのは怖い
どうせ、尻餅
下手に飛べば
無様に、墜落
そんな風にしか
思えなくて
何にも、出来なかった
ほんのたまに、だけど
跳んだかも知れない
大概は、尻餅
無様に顔面から落ちるとか
そんなだった記憶だけ
もちろん、跳べないから
歩いて来た
今は、あんまり歩けない
だからかな
余計に、跳ぶ夢を見る
いや、おまえがじゃない
散々な絶望は、良い
跳んでいるひとの夢
跳んでいて、飛んで行く
そんな訳はない
ひとには、羽根がない
でも、跳んで
まるで、飛んで
翔んで行くようなひと
おまえは、勝手に
思いを重ねている
絶望しているおまえ
おまえの夢