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日記、日々の想い 

おまえは、父となって、息子に…

息子は、そうだね
あの時のおまえと同じだ
そして、おまえは
あの時の、父と同じだ
父は、おまえに
「ちゃんと、面倒を
 みれるのか」と
そう、尋ねたと思う
もちろん、おまえは
「ちゃんと、みるから❗️」って
そう誓ったんだよな
そして今度は、おまえが
「おまえが、面倒
 みれるのか❓」って
父親として、息子に尋ねたんだ
なんだ、結局
おんなじなんだよな
父親になったおまえは
結局、父と同じことを
聞いていたんだ
そりあ、そうだよな
可哀想だからってだけで
拾ってきて
なんにも出来ないままに
また、捨てたのが
おまえだからだ
こいぬを、いのちを
守るつもりで
そのこいぬの、儚いいのちの
そのともしびを
最後に、吹き消したのは
おまえだった
父に、「捨ててきなさい」と
言われたんだけどね
だから、おとなになった
おまえは、父親の立場で
捨てられたこいぬを
拾ってきた、息子の責任
その責任を、問わなければ
ならなかった
儚くて、掛け替えのない
こいぬのいのちを
育み、慈しむことの
難しさ、厳しさを
今度は、おまえが
息子に、教えなければならない
もちろん、息子は
「絶対、やるから❗️
 ぼくが、面倒みるから‼️」
当たり前に、言うよね
もちろん、おまえは
息子が、おまえ自身に似て
その場の気持ちだけで
軽く、出来ない約束をする
そんな浅はかな子どもだって
よく分かっていたけど
だからと言って
しつこく、あれこれ
尋ねたりは、しなかった
おまえが、やっぱり
痛い思いをして
思い知ったことは
同じように、息子が
痛い思いをしない限りは
分かることはない
おまえと息子とは
そんな、おんなじような
幼稚なだけの子どもで
おまえそっくりだと
良く知っていたからだ
だから、結局
ただ、「分かった」と
そう言って、おまえは
息子に、こいぬを
飼うことを、認めたんだ…
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