見出し画像

日記、日々の想い 

抜けるような、秋の空に

そう言えば
今年の10月10日は
国民祝日じゃ、ないんだね
夏の五輪の、開会に合わせて
今年だけ、そうしたんだよな
でも、少し
寂しい気がする
どうしてなんだろう
取り敢えず、また
来年には、休日に戻る
だから、それで
良いはずなんだけどね
ふと、目に止まった
年始に貰った
カレンダーには
10日の日曜が
体育の日から、変わった
スポーツの日で
11日が、振り替え休日
そのままに、なっている
でも、変わってしまった…
そうだな、あの日も
抜ける蒼空の
素晴らしい秋晴れで
あのかつてない祭典を
祝っているみたいだった
陸上選手のお兄さんは
被爆者で立った
まだ、遥かに近かった
戦争の記憶
お兄さんは、ひとり
静まりかえる
満員のスタジアムや
固唾を飲む
テレビの前の自分たちを
きっと、背負いながら
高い階段を、ゆっくりと
踏みしめるように
駆け上がっていった
聖火台は
凄く、高みにあって
スタジアムの観衆を
見下ろしている
まるで、大空の
真ん中にあるみたいに
聳えていた
目指すお兄さんは
そのまま、大空に
駆け上って行く
そんな風に、思えた
自分は、まだ身体の弱い
小学五年生で
今の自分は
もう、既に
高齢者に、なってしまった…
今日は、10日じゃないけど
もう秋雨は、終わったし
秋の良く晴れた日で
自分は、部屋にいて
ガラス戸越し
レースのカーテン越しに
燦々と、降り注ぐ
透き通った陽光
浴びて、輝く
庭を、眺めながら
少し、暑さも感じて
ただ、取り止めもなく
あまりにも、遠く
なり過ぎてしまった
その記憶を
ただ、辿っている…

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日々のうた」カテゴリーもっと見る