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日記、日々の想い 

走り出した、気持ち

ひたすら歩いていた
あの春の日、夕暮れ
もう、会社に
行くことはないんだ
希望退職して
生まれて初めて位に
なんか、気持ちは
自由だったかな
でも、何をしたらとか
何にも、分からなくて
取り敢えず、歩いてみたんだ
あんまり、歩けなくて
毎日、毎日
やっぱり、歩けなくて
もっと、歩かなきゃ
歩いて、歩いて
もう、とことん
歩いて、歩き抜く
そんな頃のことだ
歩いていても、凄く
身体が、軽いな
飛べるみたいだ
いや、飛べる訳ない
でも、跳べそうだな
いや、跳ばないけど
でも、走れる❓
いや、きっと
走れる❗️
走ろう‼️
走った❗️
走っていた‼️
だけど、走ると
なんだか、もっと
気持ちが、凄く
自由、自由だな❗️
でも、直ぐに
息が切れる
苦しくなったけど
でも、視界も
走り始めてる
景色は、走り去って行く
な〜んっにも
してない時には
景色は、止まっていたけど
歩き始めると
視界は、歩き始めて
包み込む景色も
歩き去るようになった
それが、走り始めると
景色も、走り去る
そうすると、ずっと
止まっていたままだった
そんな、この気持ちが
歩き出し、走り出し
息を吸って、吐いて
強く吸って、吐いて
走り、走り抜くんだと
気持ちは、もう
飛び始めて
息が、すっかり
上がった、その時には
意識が、飛んだまま
走り止めているけど
でも、改めて気づけば
まだ、前へ前へと
ただ、歩き続けていて
春の花の頃の
遅くなった日暮れの
暗さを増していく宵闇に
ただただ、自分の荒い息
喘ぎ、喘ぎだけど
とにかく、吸って
とにかく、吐いて
走り始めた景色は
もう、跳び始めていた
ただ、夜の帳は
降ろされてきていて
でも、更に
その帳を、切り裂くように
気持ちは、強く
歩き続けていた…


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