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日記、日々の想い 

春の朝、快晴


 今朝は、ちょっと、冷え込みましたね。空港観測の最低気温は、3.8℃。最近では、一番冷え込んだのでしょうか。陽光は、燦々です。この指先が、少し凍えるような肌寒さは、かえって、春らしい爽やかさとも言えます。進み過ぎていた、季節は、ちょっと、立ち止まったようです。

 もう、仕事は、難しいかな、と言う、身体が思うように動かなくなり始めた、高齢者の時間は、今日も、緩々と、始まっています。

 空は、雲一つない快晴ですが、地平には、霞が棚引いています。穏やかで、麗か。世間の喧騒とは、無縁です。ちょっと烏が、鳴いていきますが。

 ただ、自分には、すっかりと遠くなってしまった世間は、相変わらず、重苦しい。と言うより、悪くなるばかりにも、思えます。顕微鏡でしか見えない細菌より、更に十分の一も小さいウイルスに、じわじわと、社会が、世界が、締め上げられています。

 みんな、鬱々と、生活しているのしょうね。自分は、あんまり、何も、出来なくなっていけど、今の時代では、幸せなのかも知れない。

 この第三次世界大戦の、戦場の最前線では、きっと、死ぬ思いで戦っている人たちが、いるのでしょう。日本でも。この地域でも。それでなくても、糧を奪われて、食べていくことにも、苦しんでいるかも知れない人たちも、多いかも知れない。

 絵空事の世界では、ただの紙切れが、飛び交っていたりするようです。株価が、最高値とか、言われてもね。過去最高益の投資会社も、あったりして。だから、辛うじて、この世界の片隅で生きる、しがない高齢者にも、食い扶持が、回ってきているのかも知れませんが。絵空事は、絵空事で、お札は、いつかは、ただの紙切れです。そんな中身の無い社会で、生身のひとは、いつまで生きていけるのでしょうか。

 書いているうちに、少し、雲が、出てきました。でも、春の朝は、花々。穏やかで、麗かな時間が、過ぎていきます。



 







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