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日記、日々の想い 

今時の人種差別反対の盛り上がりって

 何か、やっぱり、納得出来ない。今日の朝のニュースショーで、やっていた話だったと思うが。アジア系市民に対する、米国での差別の頻発についての報道だった。それ自体は、事実だし、もちろんアジア系黄色人種の自分には、異論などない。しかし、その報道姿勢に、違和感を感じた。
 まず、差別反対集会での女性の訴えの映像。この女性、タイ人で、昨年二月に、大都市圏の地下鉄か何かの通路で、アフリカ系男性から、暴言、暴行被害を受けた。まだ、米国でコロナウイルスの蔓延する前で、原発国の中国人と、アジア系を一緒くたにした卑劣な差別的犯行だった。自分もその映像は、見た記憶がある。その彼女の訴えを、報道したのは良いが、もちろんアフリカ系男性に暴行されたなどと、詳細は、報道されない。
 続いて、現場映像が、流された。それは、その事件ではなく、比較的最近発生した、やはり大都市圏での路上の暴行場面。90代と言う韓国系の、抵抗力のない筈の老人女性を、白人らしき男性が、行きずりに暴行した卑劣な犯行だった。まあ、この時点で、ちょっと違和感。番組の報道姿勢に、批判的な自分の思い込みだとは、思う。
 自分が、邪推したのは、黒人男性が加害者の事案を、隠蔽的に報道して、その後に、白人男性が、加害者になっている場面を、繋げて報道して、報道側が、印象操作をしたのではないか、と言うこと。現在の米国の保守的な白人が、差別問題の全責任を負わなければならない悪の権化で、マイノリティと言いながら、特に、黒人を殊更に、常に幼気な被害者なのだ、と。
 まあ、米国の白人保守層などとは、たいがい排他的だとは思うが。この二つの映像が流れた後に語ったコメンテーターの主張を聞いて、ああ、やっぱり自分の違和感は、正しかったのかなと、思ってしまった。若い、何か市民運動をやっているような女性コメンテーターだった。その彼女が、話を日本に置き換えて、日本の在日韓国系に対する差別を、盛んに非難する。別に、彼女の思想は、ご自由にどうぞ、だが。在日の方なのか、日本人の親韓派なのか、そんなところなのだろう。しかし、米国のアジア人差別の問題の報道で、それをいきなり転化して、日本人の差別の問題を語る、とは。
 だいたい、人種差別なんて、共産主義と国際主義の時代だった20世紀と違い、宗教、民族対立の時代になった21世紀の方が、遥かに、世界中で、堂々と、横行していると思うのだが。同じ人間が、ある時は、差別する側になり、ある時は、差別される側になったりして。
 それが、世界帝国で、世界の中心で、しかも中国のような独裁専制国家とは違い、米国には、自由と人権が存在するから、世界の雛形の一つに過ぎない人種差別が、米国だけにあるかの如く、言われてしまう。
 もちろん、日本には、人種差別は、間違いなくある。それも、かなり米国などより排他的な、民族主義なあり方で。ただ、それよりも、更に酷いのが、現代韓国の反日民族主義による日本人に対する侮蔑的な差別のように思う。まあ、一部の親韓で、金払いの良い連中は、表面的には、大切にして貰えるのだろうが。韓国の、大衆的な反日の盛り上がりは、なかなか凄いように感じるし、その結果として、在留日本人が、差別を受ける事例も、かなりあるように思える。少なくとも、日本の嫌韓などより、ずっと、露骨に、攻撃的で。
 まあ、日本人の韓国人差別を喧伝する彼女には、是非、韓国の侮蔑的な反日集会の映像でも見ながら、差別について語って貰いたいものだ。
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