ずぅ〜んっと
痺れている
確かに、おまえの脚だ
そう、思う
何故か、と言うと
おまえの意識が
痺れを感じていて
意識に浮かぶ
おまえの思いが
痺れているな
そして、痛い、辛い
そう思っているからだ
おまえが
おまえだとしている
その意識空間は
おまえの思いに
満たされていて
その思いが、感じて
その思いが、思っている
だから、脚も、足首も
痺れも、痛みも
みんなおまえ
そのはずなんだけどね
何か、遠く感じる
いつもじゃないよ
でも、例えば今
おまえには、思えない
別物に思える
転がっている脚
転がっている足首
確かに、おまえの意識が
眺めて行けば
放つ視線の元
目から、頬、首、胴体
繋がっているからね
脚も、足首も
"おまえ"何だろう
そんな時、ずきっ❗️
脚が痛んだ
おまえなんだよな、と
改めて、思う
それなのに、その痛みも
一瞬で、去って行き
"おまえ"じゃないみたいだ
いや、違うかな
このおまえらしいからだ
そのからだには
"おまえ"は、ふわふわと
引っかかっているだけ
そう言う事かな…