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日記、日々の想い 

おまえ、自分だけだけど…

あの時のことを思い出すね
どうしても許せなかった
引っ越した先で
幼稚園に、中途入園
馴染めなくて、泣き暮らして
小学校に上がっても、変わらず
多少は、友だちらしきはいた
でも、そこまで気を許せない
それが、二年生になって
席替えで、近くになった
優等生だった彼
成績は、クラスで一番
学級委員は、学期ごとだけど
彼は、必ず一学期
しっかりしていた
それでいて、優しい
暴力は、振るわないし
誰にも、平等に接する
足も速い、リレーの選手
その彼が
友だちになってくれた
おまえは、親友と思った
ただ、その彼には
天敵がいたんだ
クラスのボス
身体は、一番でかい
腕力も、一番だった
勉強も、そこそこ
金持ちの坊ちゃんらしい
それで、とにかく
性格が、物凄く悪い
我儘で、専横
陰湿で、妬み深い
あとあと、知り合った
ガキ大将タイプたちも
目の仇にするくらい
嫌われものだった
もちろん、学級レベルでは
誰も、逆らえないから
取り巻き連中はいた
一緒に騒ぐ子分みたいな
そして、ボスと優等生は
家が近くで
幼馴染みらしかった
そして、ボスは
優等生を、妬んでいた
先生に褒められるから
ボスは、いじめっ子だから
先生に怒られてばかりだし
それで、ボスは
陰湿に、優等生を虐めた
先生に、ばれないように
優等生と親しくなった
おまえは、それを知った
その頃のおまえは
悪性の扁桃腺で
身体が、凄く弱かった
がりがりに痩せていた
集団検診では
栄養失調と言われた
そんなおまえだけど
優しい優等生が
陰で、虐められて
気づかれないように
ひとりで、泣いている
それが、おまえには
とても、痛かった
彼は、誰にも言わないから
おまえも、聞けない
痛いこころは
痛くて、痛くて
憎しみになり
抑え切れない
激しい怒りとなった
とにかく、不条理
ただただ、理不尽
絶対、許せなかった
怒りは、溢れて
気づいたら、だ
教室の後ろで
取り巻きと
へらへら騒いでいる
ボスに、体当たりしていた
がりがりのちびだけど
渾身だったのだろう
もちろん、ボスは
倒れたりしないよ
少し、よろめいただけ
でも、鳩に豆鉄砲❓
「なにすんだよっ💢」
当然、怒ったけど
まあ、ほんと
驚いたんだろうね
そのぶいっ、と
取り巻きたちも、ぶいっと
あっちから、離れて行った
我に返ったおまえ
全身、冷や汗だったかも…
ただ、それだけだった
おまえは、当たり前
し返しが怖くて
いつも、びくびく
だけど、ボスには
まったく、相手にされなかった
きっと、ちびのがりなど
眼中になかったんだろう
おまけに、あたまの逝った
危ないやつ
相手にしても、仕方がない
そんな感じだったのかな
なんだったんだろうな
とは、思う
でも、おまえは
いつも、そんなだとは思う
たいがい、受け入れるけど
受け入れられないものは
絶対、受け入れない
そこは、とことんだな
あれ以来、おまえの方から
他人を攻撃するとか
殆ど記憶はない
でも、絡まれたら
逆ギレは、たまにしたかな
どうしても、許せない時
小狡く、安全確認だけはして
でも、そうだな
世の中が、どうだろうが
傘がなくて、待ち合わせが
間に合わない
結局、真面目な心配は
それだけだったかな
取り敢えず、約束は破れない
それが、忙しい
だから、世の中が、とか
どうでも良いな、と
そんな風に生きて来た
でも、他人事のはずが
時々、どうしても
許せないごと、時
それがあるんだな
ぷぅには、何にも出来ない
でも、呪詛しているよ…
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