しろを、まるで
我が家のいぬ
じゃないみたいに
知らん顔して
近づき、そそくさと
引き取った
その帰りのクルマ
いつもの通りに
お兄ちゃんたちに
抱き抱えられて
クルマ酔いで
息も、絶え絶えなしろ
もちろん、戻しても
大丈夫なようには
ビニール袋も
用意してある
それで、タオルに包んで
戻しかけるしろを
お兄ちゃんたち二人で
さすってるんだけど
自分も、おかあさんも
お兄ちゃんたちも
みんな、怒ってるんだよ💢
いくら、相手が
自分より大っきい
コリーだからって
見上げて、卑屈に
ぺろぺろしてるって
それって、どう言うこと❓
いつ、家族みんなで
しろを、そんな情けない
いぬに、育てたんだよ💢
みんな、しろは
まっしろで
綺麗なわんちゃんとか
言われたりするから
凄く、誇らしくて
脚も早いし
スマートで、背も高いし
どんないぬにも、負けない
逞しいいぬに、育つようにって
いっぱい散歩に
行ってあげたじゃないか💢
それを、なんだよ
見下ろされて
卑屈に、ぺろぺろって
みっともないよ💢
ブライド無いのかよ💢
恥ずかし過ぎて
うちの子ですなんて
言いたくなかった
もう、家族全員
あまりの情けなさに
怒りは、MAX❗️
なんとか、言えよ
しろっ‼️って
大爆笑❗️‼️
あれっ…
まあ、本当は
みんな、知ってたからね
家族全員
しろが、気が弱いって
それで、それを
改めて、確認させて貰って
大爆笑❗️‼️
十分楽しませて、貰ったんだ😹
でも、しろが
ラッシー、あっ、いや
ラフ・コリーに
出会うことは
二度となかったんだ
それほど、田舎町では
ラフ・コリーは
飼われない犬種に
なってしまっていたみたいだ
あの子どもの自分が
賢くて、優しくて
それで頼りになって
凄く可愛くて、美しい
そんな風に、憧れた
あのラッシーが…
to be continued