高血圧症とは、長い付き合いになりそう…

　脱腸の手術から、無事退院となりましたが。問題の、右膝の受診は、後回しにしました。人工関節置換手術をお願いするつもりは、変わりません。でも、その前に、劇的に進行していた高血圧症の治療を、始めなければいけないと思いました。最高血圧が、２００を超えていたら、膝関節症の手術にも、支障を来たしかねません。

　退院の翌日には、直ぐに、拠点病院からの紹介状を持って、掛かりつけ病院の内科を受診しました。膝関節症の方は、処方されていた薬も、まだ、ありましたからね。それに、仕事を辞めたので、膝への極度の負担は、なくなりました。ヒアルロン酸の膝関節注射も、脱腸の手術の直前に、掛かりつけ病院を受診して、打って貰ってありました。

　さあ、高血圧症の診察です。その前に、最初に、血圧測定をしといて下さい、と。看護師さんから、言われました。苦手な、あの腕を突っ込むタイプの血圧計ですよ。自分で、測ります。最高１９７❗️いやいや、いきなり…

　先生に、今までの血圧測定値の推移や、今回の受診迄の事情を、詳しく話しました。いきなり、呆れられましたね。とっくに、ずっと、高血圧だったようです。もう、降圧剤しか、ありませんね。一番、弱い薬から使って、効果を確認するのだそうです。

　薬の性格の説明を受けましたが、血管を拡げて、血流を促す効果が、あるそうです。取り敢えず、一週間分です。副作用の確認も，あるのでしょう。多分、効果は出ないと思うけど。と、先生。それから、じっくりと。だ，そうです。もう、仕方がありませんね。

　ただ、先生が仰るには、薬より、まず、食事だと。もちろん塩分は、かなり気にして、取らないようにしています。と、言いました。自分的には、そのつもりでしたから。「パン、食べる❓」と，仰る。はい、と答えると。「パンなんかは、随分と塩分、含まれているんだよ」と。高血圧症対策用の食事療法の説明プリントを，渡されました。良く読んで、直ぐに実行してね、と。食事内容を変えるのは、簡単に、出来るはずでしょ、と。

　ええ、ええ。良く、読みました。で、っと。一日、塩分、６kg以下。

やあ、楽勝ですね❗️塩分、６kg以下なんて。多少、ほんの多少ですけどね。辛いもの好きの自分でも、楽勝ですよ。ふむふむ…えっ❓６ｇ⁉️なんですか、それ💢あり得ないじゃないですか。そんなの、一口です。

　何しろ、塩味は、大好きです。でも、塩と言うよりも、味噌とか。胡椒、七味唐辛子、生姜も、わさびも大好き。辣油も、大好き。ニンニクも使います。とにかく、香辛料が、なんでも、かんでも。自分は、大好きなんです。

　例えば、妻と恋人時代によく行った中華屋さんが、ありました。Ｋ県の政令指定都市、県庁所在地にある中華街系では無い、チェーン店なんですが。当時としては、とにかく激安でした。餃子も湯麺も。お金のない学生の二人ですから。それで、湯麺と餃子を頼むんですが。

　とにかく、激辛好きだった自分。薄味好きだった彼女。彼女は、塩湯麺と言うメニューを、頼みます。普通に、湯麺です。美味しいです。でも、自分は、もっと濃い味が好きです。味噌湯麺と言う他店にはないメニューを、頼みます。でも、結構な人気メニューです。ただその味噌湯麺、凄く濃い色で、かなり辛そうに見えます。彼女が、目を背ける位には。

　で、本当に辛いんです。随分とそのお店には、二人で、行ったんですが。彼女は、味噌湯麺は、一度だけでした。一度で、辛くて、濃くて、閉口したんです。自分は、そこに、味見もせずに、辣油や、胡椒、ニンニクを、バカバカ入れました。

　いつも、彼女からは、呆れられていました。悶絶しそうな辛さ、濃さで、汗をだらだら垂らしながら、食べるのが、良かったんです。その自分が、一日６g以下の塩分に、挑戦です。いやはや…

　長年、すっかり、妻の薄味に慣れてきては、いました。しかも、塩分を、あまり使わない薄味です。でも妻から見ると。自分は、相も変わらず、香辛料は、使い過ぎでしょうけどね。何しろ、彼女は、殆ど、香辛料を、使わないのです。

　まあ、そんな自分ですが。でも、香辛料イコール塩分では、ありません。塩分をあまり含まない、香辛料を、上手く使えば良いのではないかな，と。ただ、塩６gとなると。とにかく、塩分入りの味付け食品は、まったく食べなければ、良いんだ、と。いやいや、出来るかな。いや、やるっきゃない、です。

　もちろん、塩分は、最低限は、取らないといけません。死んじゃいますよね。でも、場合によっては、スポーツドリンクでも、飲んどきゃ良い訳です。

　こうして、自分の高血圧症との闘いも、始まりました。まあ、これは、手術する事もないですからね。地道ですが、怖かったり、激痛だったりする闘いでは、取り敢えずは、ありませんから。

　しかし、膝関節症が、持病で、どうしたもんかと、悩んでいたのですが。案の定とは言え、柊生の闘いになりそうな高血圧症。加えて、予期しなかった、脱腸。まったくね。一気に、身体中に、"がた"が、来てしまいました。

　高血圧症は、翌週にまた、受診となります。投薬の効果の確認です。でも、やっぱり。だめですね❗️当たり前ですけど。家でも血圧を、測り始めました。だから、事前に分かっていました。良い時で、せいぜい最高血圧１５０台。だいたい、１６０台。悪いと、１８０台です。最低血圧も、１００を、切りません。

　薬局で、最初の降圧剤を、貰った時に、血圧手帳も、頂いてます。一日、三回測ります。いくら測ったところで、似たような結果しか出ないんですどね。でも、頑張りました。そして、今でも、日に三回と言うより、一度に二回で、最低、日に六回計測してます。もう、血圧測定が、趣味になりました。

　取り敢えず、だめでしたから。同じ降圧剤で、成分が倍のものを処方して貰いました。更に様子を見ながら、だめなようなら、薬の種類を、増やしていくそうです。薬漬けに、抵抗のある自分ですが、とにかく、素直に、専門家の言う通りに、やってみるしかありません。

　ただ、先生から、「食事療法、始めた❓」「ちゃんと、やってくんないと、薬飲んでも、意味ないから」と、釘を刺されてしまいました。とにかく、塩分も、我慢するしか、ないですね。

　さあ、そして、いよいよ、問題の持病、膝関節症の手術に、挑まなければ、なりません。