いつごろから使い始めたかの記憶は定かでないが、おそらく20年以上は愛用しているはずの湯呑みが有る。
若い頃から、どちらかと言うと、お茶(緑茶)党?、で、朝食後の1杯から始まって、1日、何回かは、お茶をいれる暮らしを続けており、湯呑みは、365日、毎日が出番となる。
すでに、だいぶ前から数か所にヒビが入っており、いつ割れるか分からない状態ながら、なかなか代替する気にならず使ってきたが、そろそろ危険?・・・、
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」
100円ショップで、雰囲気がちょっと似ているものを買い求めてきた。
愛用してきた湯呑みと比べて、かなり見劣りするものだが、
国民年金頼りの老夫婦の暮らし、贅沢は禁物・・・、
この正月から、長年愛用してきた湯呑みから、後釜の湯呑みにバトンタッチさせることにした。
(蛇足)
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ(Old soldiers never die, they simply fade away)」とは、
アメリカの陸軍元帥だったダグラス・マッカーサーが、
1951年(昭和26年)4月に、
退任演説の際に引用したことで知られている有名なフレーズ。
元々は、イギリス陸軍の将兵によって歌われていた兵隊歌の一節なのだという。
「戦争を戦い抜いた兵士も、時間と共に忘れ去られていく。
兵士は老いながらも生き続けることはできるが、
彼らが生きていることと、彼らの成し遂げたものは、忘れ去られていく」
との意で、
転じて、
「役割を終えたものは表舞台を去る」といった意味に解釈される。
たかが、湯呑み1個で、なにもそんなたいそれた物言いはないが、人は皆それぞれ、そんな思いをすることが有るのではないか等とも思ってしまう。
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