昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、話したりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し、ブログ・カテゴリー「懐かしい故郷の方言」に、書き留め置くことにしている。
当時の北陸の山村の実家の近くの風景
村落で自動車を保有している家等無かった時代、
当然、現在のような除雪車両等無く、
根雪になると、雪解け時期までは、雪上をかんじきで踏み固めた一本道を
長靴でズブズブ埋まりながら往来、登校したものだった。
今日あたり、こんな風景になっているのかも知れない。
No.95 「ちったあ」
「少しは」という意味合いで使われていた言葉のような気がする。
例えば
「ワルサバッカリコイトラント、チッタア、ベンキョウ、センナランゼネ」
(悪戯ばかりしていないで、少しは、勉強しなければなりませんよ)
「キンノウニクラベリャ、チッタア、ヌクトイソイ、ハタケ、イコマイカ」
(昨日に比べれば、少しは温かいですから、畑にいきましょうか)
この言葉は実によく使います。
ちぃたぁ、とこちらでは聴こえることも多しです。
反対に、ぎょうさん・沢山。
古里の訛り懐かし停車場の、人混みの中に疎を聴きに行く。石川啄木
何だか、子ども時代を想い、胸が一杯にも・・・
いつも応援下さり、訪問を感謝致しております。
多分、多少は、イントネーションや訛で、印象は異なるのでしょうが・・・。
すっかり忘れてしまっているような言葉でも、いったん思い出すと、当時の情景までも、炙り出されてくる感じがしますね。
コメントいただき有難うございます。
ちったあー。
父がよく使ってましたよ。ご近所さんも同様です。お国言葉はほっこりしますね。
世代が代わる毎に、方言は、昔の言葉になってしまうんでしょう。
出来るだけ、思い出して、書き留め置こうと思っているところです。
コメントいただき有難うございます。