昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、話したりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し、ブログ・カテゴリー「懐かしい故郷の方言」に、書き留め置くことにしている。
当時の北陸の山村の実家の近くの風景
村落で自動車を保有している家等無かった時代、
当然、現在のような除雪車両等無く、
根雪になると、雪解け時期までは、雪上をかんじきで踏み固めた一本道を
長靴でズブズブ埋まりながら往来、登校したものだった。
No.97 「いのく」「いのかす」
「動く」「動かせる」という意味合いで、使われていた言葉のような気がする。
例えば
「ソコノニモツ ジャマダソイ イノカシテクンナイ」
(そこの荷物、邪魔ですから 動かして(移動して)下さい)
「アッコノヤブンナカニ ナンカイノイテルンモンイルケンド ミエンカネ」
(あそこの藪の中で、何か動いているものがいますが、見えませんか)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます