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クライミングシューズ、ローカットの時代、思い出したこと

2010年07月10日 08時16分24秒 | クライミングギア&登山装備
先日、クライミングシューズについて書いた。
80年代末、ローカットの時代になった、と。
ちょっと思い出した事がある。
EB→フィーレ→メガ
クライミングシューズのヒット商品である。
ニンジャの前は、メガが人気だった。
私も取り寄せて、履いていた。
小川山での結晶立ち込みに便利だった。

1990年正月(だったと思う)、城ヶ崎に行った。
周りの関東のクライマーを見て驚いた。
皆、ニンジャを履いている!
私は、その時メガを履いていた。
あんなスリッパのような靴で登れるのだろうか?
でも、皆さんすいすい登っている。
城ヶ崎の前傾やハングでは、メガは使いにくい。
(結局、私がRPしたのは、「風に吹かれて」11aくらい)
帰阪して、すぐニンジャを購入した。

2月になって、城ヶ崎を再訪問。
今度は、もっと登るぞ!
「ホワイトシャーク」11c、「パンピングアイアンⅠ」11d、「ピスタチオ」12a等をRPした。
(ピスタチオが私の初12、その日の4、5回目のトライでRP)
う~ん、ニンジャはエライ!
世の中はローカットの時代になった、と実感した。

城ヶ崎に「シンデレラボーイ」13a/bというルートがある。
「サザンクロス」12bと「チリコンカーン」12bを継なぐストレニルート。
核心は「チリコンカーン」と同じ、左足を穴に突っ込んで××するムーブ。
大岩さんが初登した時、靴が穴に入らず、核心手前で片方のシューズを脱いで登ったらしい。
(だから、「シンデレラボーイ」というネーミングになった、と聞く)
その後、ローカットの時代になり、靴を脱がなくても、穴に差し込んで、ムーブが起こせるようになった。

今、クライミングシューズの種類は豊富にある。
壁の形状に合わせて、使い分けも出来る。
ソールも性能アップ、着脱便利なベロクロも発売された。
ターンイン、ダウンツゥ、ヒールも改善された。
それにつれ、世間の限界も上がっていった。
・・・あとは、自分の限界を上げるだけか?!

話は変わる。
靴を選ぶとき、どの程度キツ目を選ぶが迷うときがある。
私は、あまりキツキツは選ばない。
キツつぎるシューズでは、靴の性能を発揮できない場合も有る。
でも、ユルユルでは脱げてしまう。
私は、普段のスニーカーや革靴は24㎝~24.5㎝。
(ピッタリサイズだと蒸れるし、そもそも24㎝の靴を置いていなかったりする)
クライミングシューズは#5.5。(#6だとユルくて立ち込みでブレる)
ところで、この『サイズ』が分かりにくい・・・UK、EU表示で異なる。
ホント不便だ・・・なぜ“㎝”で統一しないのか?
参考までに、下記のサイトをリンクする。

クライミングシューズ サイズ対応表