加藤廣さんは、本作品で作家デビュー。
1930年東京生まれなので、その時75歳!(すばらしい)
温めてきた作品だけあって、相当な資料を駆使されている。
光秀が本能寺を襲った際、信長の遺体を見つけることができなかった。
いったいどこに消えたのか?
さらに、秀吉の「中国大返し」はなぜ可能だったのか?
桶狭間の勝利は偶然だったのか?
本作品では、これらに明快な「解答」を与えている。
上下2巻、読み応えあり。
【ネット上の紹介】
「惟任(光秀)ご謀反」―。安土城で知らせを聞いた太田牛一は、生前の信長の密命に従うべく、5つの木箱とともに西へ向かう。が、佐久間軍に捕えられ能登の小屋に幽閉されてしまう。10カ月後、天下統一を目前に控えた秀吉から伝記執筆を条件に解放された牛一は、天満に小さな隠居所を構え、信長暗殺の謎を追うのだった。