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「なみだ縮緬 着物始末暦」中島要

2015年08月20日 21時22分51秒 | 読書(小説/日本)


「なみだ縮緬 着物始末暦」中島要

シリーズ5作目。
読み出すと止まらない。
やはり面白い。

ヒロインのお糸だけでなく、周りが盛り上げている。
脇役たちが役割を心得ていて、しっかり動いている感じ。
よく出来ている、と感心する。

久しぶりに唐橋花魁が登場
P106
「禁じられた恋は火事と一緒さ。時が経つほどに燃え広がり、すべてを駄目にしちまう。気付いた者がすぐに消すしかないんだよ」
「さすがは八重垣さんのいい人ざます。吉原(なか)の事情をよくご存じでありんすなぁ」

PS
読んでいて、「ハチクロ」を思い出した。
お糸が、山田あゆみと重なる。
余一は、真山か!?
クイーンズコミックス<br> ハチミツとクローバー 〈6〉 
山田さんとはぐの2ショット

【ネット上の紹介】
「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中、雨にうたれ熱を出し、気を失ってしまったお糸を助けたのはいったい誰なのか!?そんな折、以前、千吉と同じ陰間茶屋で働いていたという女形役者の大事な衣装が盗まれるという事件が起こる。困った六助は余一に相談をするが、疑惑をかけられた千吉は行方知れず、同じ衣装を用意するにも刻がない。果たして余一はこの問題をいかに始末するのか――話題沸騰の大好評シリーズ第五弾!