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「十日えびす」宇江佐真理

2021年03月01日 07時37分17秒 | 読書(歴史/時代)


「十日えびす」宇江佐真理/著

宇江佐真理さんお得意の人情小説。
江戸・日本橋が舞台。

夫が亡くなり、八重は先妻の長男夫婦に家を追い出される。
先妻の子だけど、仲のよかったおみちと日本橋に引っ越し、小間物屋を始める。
そこの長屋の一癖ある住人とのやりとり、追い出しておきながら、金の無心に来る義理の息子。とかくこの世は生きにくい。

毎回全ての作品が標準以上の出来栄えで面白い。
それにしても、乳がんで早世されたのが悔やまれる。

【ネット上の紹介】
錺職人の夫が急逝し、家を追い出された後添えの八重。実の親子のように仲のいいおみちと日本橋に引っ越したが、向かいには岡っ引きも手を焼く猛女お熊が住んでいたからたまらない。しかも、この鼻摘み者の息子におみちがほの字の様子。やがて、自分たちを追い出した義理の息子が金の無心に現われる。渡る世間は揉め事ばかり?健気に暮らす母娘の明日はいかに。

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