「高齢初犯」NNNドキュメント取材班
高齢者が、突然、犯罪を犯してしまうことがある。
それって、どういうこと?
どんな経緯でそういうことになったの?
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高齢者ストーカーの場合、若いストーカーにくらべて常軌を逸する行為に出るまでの時間がかからない。突然豹変し攻撃を始める。
また、ストーキング対象が高齢者の場合でも、男性の方が嫉妬深くて追いすがる傾向がある。退職後、ボランティアやサークルに参加するようになったものの、会社のように肩書があるわけでも、上下関係があるわけでもない。グループに溶け込めずにいる男性をあたたかく受け入れてくれる女性に寄りすがり、恋をしてしまうパターン。(高齢者はヒマだから。有り余る時間を持てあまして思い詰めるのかも?・・・自戒を込めて書いておこう)
P23
「こんな俺が拒絶されるはずがないと思っているような気がします。とにかく、プライドが高いのに人としての弱さがある。受け入れもらえないと、自分を全否定されたような気になって自暴自棄になるんでしょうかねえ。また、拒絶されることに慣れていない。孤独を受け入れることがとても苦手なのです」
P25
「自分探しをやめれば楽になる。一旦、孤独であることを受け入れてみること。そして犬を飼うなどして新たな役割を見つけることでストーキング行為はおさまっていく」(「自分探し」、って何よ!・・・若いときにするものだと思っていた!)
P26
「この仕事をはじめて15年間、一度も農業を生業にしているストーカーに会ったことがないんです」
P134
身内や近しい間柄の人に対する凶悪事件が増えているのも、高齢初犯の特徴であることもわかった。若い人が凶悪事件を起こす場合、相手が多岐にわたり、犯罪目的や場所も状況もさまざまだということだ。それに対し、高齢者は家族、知人や友人、隣人など比較的近しい人間関係の中で殺人や放火等の事件が起きている。(文脈から「起こしている」とした方が良いかも?)
【ネット上の紹介】
2013年12月に日本テレビ系ドキュメンタリー番組「NNNドキュメント」で放送され話題となった「高齢初犯」。ごく普通の高齢者が、ある日突然「魔が差して」罪を犯してしまう事件が増えている。本書は、高齢犯罪者10名へのインタビュー内容をもとにその恐るべき実態と背景を明らかにする。また、そこに陥らないための方策を「7つの習慣」としてまとめた。
第1章 高齢初犯はなぜ増えているのか―もはや他人ごとではない
第2章 高齢者はなぜ犯罪に走ってしまうのか―魔が差す瞬間とは
第3章 高齢者はなぜ犯罪に走ってしまったのか―犯行後のこころの軌跡
第4章 日本だけが、なぜこんなことになっているのか
第5章 NNNドキュメント「あなたは、なぜやったのですか?増え続ける高齢初犯」放送を終えて
第6章 高齢初犯に陥らないための「7つの習慣」