おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

首里城祭2015『冊封使行列・冊封儀式』

2015-11-13 05:36:34 | 旅行
毎年10月末から11月3日まで首里と那覇は琉球王朝時代に戻ります。那覇三大まつりの第二弾『首里城祭2015』に行ってきました。


まずは10月31日に行われた『冊封使行列・冊封儀式』の紹介です。『冊封儀式』は琉球国王の即位式で、中国皇帝が冊封使を派遣し国王を任命する琉球王国最大の儀式です。1800年の記録をもとに再現した様で中国の清王朝時代の儀式です。実は今回2回目で一回目はこちらで紹介してます。

儀式の前に冊封使が首里城へ登る『冊封使行列』が守礼門からスタートします。


行列の開始前、路次楽(楽団)儀仗(ガードマン)、冊封使などが首里杜館に集まってきました。


いよいよ始まりです。路次楽がドラやラッパなど中国の楽器を演奏しながら守礼門を通過します。(音色は明星チャルメラのイメージです)


旗持ちや儀仗が通った後いよいよ冊封使の入城です。


冊封使一行はどんどん進み険しい階段のある瑞泉門を登っていきます。


一方、首里城の御庭には琉球国王子が現れました。さあ、これから『冊封儀式』の始まりです。


その後、冊封使が首里城の御庭に入城します。


王子は中国の冊封体制に従うために冊封使に対して『三跪九叩頭の礼(さんききゅうこうとうのれい)』を行います。叩頭とは額を地面に打ち付けて行う礼で三回を三セット行う中国清朝皇帝の前でとる臣下の礼の1つです。更に王子は『闕庭』で焼香します。


次に中国皇帝からの文章が宣読官によって読み上げられ、琉球国王子は正式に国王として任命されたことになります。


最後に国王は冊封使から中国皇帝からの送り物(絹織物や皇帝の実筆の書など)を頂きます。


約1時間の『冊封儀式』が終わり琉球国王は首里城正殿に帰っていきます。


その後、皆さんも御庭から退場していきます。


観ていてこの時代は中国の色の強さを改めて感じる一方で、ドラマのテンペストを思い出す琉球王朝時代のロマンを楽しめれるイベントでした。戦争で資料がなくなった中試行錯誤で情報を集めてここまでよく再現させた『冊封儀式』には脱帽です。

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