2つ目の北九州自転車道ポタは『遠賀宗像自転車道』です。正式名「一般県道遠賀宗像自転車道線」は、「遠賀郡遠賀町」を起点とし、「宗像市田熊」を終点とする延長約32.5キロメートルの自転車道で、響灘の沿岸を遠賀川河口から世界遺産に登録された宗像・沖ノ島と関連遺産群がある釣川河口を結んでいます。稲作発祥の地として知られる遠賀川河口付近の壮大な景色、響灘に面した美しい海岸線の景色、さらには世界遺産に登録された宗像大社など、見どころも豊富で、輪行して行く価値が十分にあるサイクリングロードです。
まずは起点へ移動でJR博多駅から
JR鹿児島本線の「遠賀川」駅まで輪行です。博多から約50分で到着、素朴な田舎の駅です。
『遠賀宗像自転車道』の起点は、JR鹿児島本線の遠賀川駅から国道3号線に出て少し行ったところにある遠賀川橋の袂にあります。ここからポタリングのスタートです。
「遠賀川(おんががわ)」までは、5分ぐらいで到着。「遠賀川」は福岡県の筑豊地方から北九州市・中間市・遠賀群を流れる一級河川。流域市町村は7市14町1村。流域内人口約67万人。九州で唯一、鮭が遡上する川です。
毎年5月下旬に「おんがレガッタ(遠賀町遠賀川漕艇場)」が開催されます。
いよいよ『遠賀宗像自転車道』の起点です。ここから芦屋海岸までは遠賀川の河川敷を走ります。サイクリングロードが川面の直ぐ近くにを通っているので、水の流れを感じながら走ることができるコースです。
遠賀川の河口付近に来ると「芦屋海浜公園」の中を進みます。この公園は響灘に隣接した広い芝生広場と眺めの良さが自慢の総合公園です。
『遠賀宗像自転車道』は、正式名「一般県道301号線」と言われサイクリングロードで格が違いますねぇ。
とっておきの『遠賀宗像自転車道』、玄海灘の心地よい潮風を感じながらの気持ち良いサイクリングを楽しめます。
そのまま海岸沿いを進むと、コンクリートできた風の通るトンネル道に出逢います。そこは海風をもとおす風の回廊となっていて、これからはじまるサイクリングの物語を予感させてくれる、ちょっぴり独特な空間です。
このトンネルの陸側には「航空自衛隊芦屋基地」の滑走路のところになり、落下物防止のためこのトンネルが造られているのでしょう。
遠賀川の河口から砂浜沿いにどこまでも続く「遠賀宗像自転車道」、海側は「芦屋海岸」になります。海岸線沿いに自衛隊の基地が隣接しているので、クルマは近づくことができず、自転車道を行き交うのは僅かな人と自転車だけ。都会では考えられない贅沢な時間に浸り込むことができるサイクリングロードです。
さらに、青く続く「三里松原」を横目でみながら、海風を感じてサイクリングをすると賑やかな「汐入川」河口付近を通ります。この辺りは「新松原海岸」と言ってサーフポイントになっており、たくさんのサーファーがきています。
潮風サイクリングはまだまだ続きます。
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