昨夜は3時過ぎの雷雨が凄すぎて目が覚めた
慌てて開けっ放しの廊下の窓を閉めたが
風向きが良かったのか
ほんのわずかに吹き込んだだけで…
朝になって初孫くんを送る頃には
小降りになったり止んだり
また小降りになったりの不安定な空模様…
雨雲レーダーの予報では
ジョグの時間帯は何とか持ちそうだったので
見計らって雨が上がると同時にスタート
この子をお供にして…
雨のおかげで気温は幾分涼しくなったものの
湿度が高くムシムシしてて
走ってるとすぐに汗が流れ始め…
まぁこの天候ならやむを得ないだろう
まだ走れるだけでもマシだと思わないと…
3キロ近くの裏通りの市道を走ってたとき
見知った運送屋の同い年のトモダチ
後ろから運転席の窓を開けて声をかけてきた
おはよう〜!
早く終わらないともうすぐ降ってくるぞ〜!
わかってるよ〜!
手を上げてお礼のような挨拶のような…
雨が再び降り出す前に走ろうと
コッチはちゃんと見計らってるんだから…
それにしても
呑気に走ってる僕に比べて
彼の朝早くからの運転の仕事
アラ古希になってもまだ働いてるなんて
見倣いたいところだけど…
クルマの運転は嫌いじゃないものの
それを商売にするのはチョットなぁ
彼もそんなにお金がほしい生活じゃないはず
だとすれば
もっと好きなことをすればいいのに…
そう思うものの
彼の暮らしと僕の暮らしを
一概に比較することなんて出来ないか?
確か息子さんはもう所帯を持って独立…
お孫さんっているんだろうか?
いたにしても別世帯で面倒は見てないか?
僕の記憶では
何年も前に奥さんと別れたはずで
今は羨ましい?ヤモメ暮らし
マジに羨ましい…
といいつつも
ちゃんと若い彼女がいるという話は
アチコチから漏れ伝わっていて…
おそらく若いといっても
アラフィフの40代くらいだろうが…
それでも羨ましい…
羨ましすぎる〜
そんな彼のような暮らしがいいのか
それとも僕みたいに孫の面倒を見ながら
半ば嘘偽りの仮面老夫婦の
二人暮らしがいいのか全くわからないけど…
耳に残った
もうすぐ雨が降ってくるぞ〜
という彼の言葉…
なぜだか
もうすぐ死んじゃうぞ〜
寿命終わっちゃうぞ〜みたいに聞こえて…
ならば
今のうちに好きなことをやっておかなくちゃ
そんな気持ちにもさせ…
だからこそ
アラ古希になってもまだまだ走り続けようと
あらためて思いつつ
5キロ過ぎの長い上り坂を
歯を食いしばって駆け上がり続ける
足底筋膜炎の痛みはほとんど無くなったのに
脚は思うようには進まないまま…
それが持病の坐骨神経痛のせいなのか
はたまた老化現象そのものなのか…
タイムが示すのは冷たい現実…
そこそこ頑張った割には
キロ6分半も切れなかった始末…
真夏の暑さでもなかったけど
汗だくになったのは間違いなく…
タイムは戻れなくなったかのもしれないけど
こうやって走り続けていられるだけでも
シアワセなのかもしれない
もうすぐ死んじゃうぞ〜
寿命終わっちゃうぞ〜
みたいに聞こえた同い年のトモダチの声
だから走ってるんだよ〜
そう言い返せば良かったか?
ポンコツジジイのピントはずれの答えで…
絶妙なキャッチボールになったかも?
だけど
僕が本当に欲しかったものは
みっともない老いぼれジジイになっても
こうやって走ることだったのだろうか?
坐骨神経痛や足底筋膜炎
メマイにも苦しめられながら
こうやって走ることだったのか?
本当にそうなのか?
今日も冷水シャワーを浴びながら
ずっと考え続けていた
誰かさんから見れば
たくさんの人たちから見れば
こんなジジイを笑ってるかもしれない
何を勘違いしてるのか?って…
そうだよなぁ
この歳になっても
何にも考えず呑気に走ってるなんて…
呑気に走ってるだけじゃなく
走りながら
またもや繰り返すかもしれないアヤマチ…
みんなは知らないだろうけど…
この歳になっても
治らないよなぁ
幾つになっても…
でも笑われても仕方ないさ
そんな生き方をしてるのは自分なんだから…
僕が選んだ生き方なんだから…
だから
まだまだ走り続けるさ
死ぬまで生き続けるさ
どんなに笑われたって…
どんなに間違ったって…
それしか出来ないからなぁ
そんな生き方しか…
良くても悪くっても…
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