道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

哀しいジジイの…

2020-05-02 22:04:00 | 日記

ルーティンの10キロ
その手前の8キロあたり
毎日?顔を合わせる女子中学生2人の姿

息も絶え絶えのランニング中に
2人で笑いながら
公園のコースへ歩いてきた

彼女たちも毎日のように
トレーニングしてるんだろうか?

まぁ
学校も部活も休みだしなぁ…


こうやって
コロナ禍の中で自主練してること
不運だと思ってるかもしれないが…

今が一生のうちで
どんなに素晴らしいひとときなのか
本人たちにはわからないんだろうな…


10代前半から半ば…

身体も心も
オトナになっていくハザマのとき…

哀しいオトナへの
ビミョ〜な入り口

その時こそが
何にも変えがたいほど
一番輝いていることを…



素人ランナーのジジイにも
いまから50年ばかり前に
そんな時期があったっけ…

今じゃ記憶も覚束ないけど…

でもあったよなぁ…
たしかに…

いまになって思えば
ずいぶんとちっちゃなことで
悩み苦しんでたような…

勉強とか
部活とか
女の子のこととか…

それでも
悩みながらでも
幸せいっぱいな時代だったよなぁ
何も知らなかったあの頃



仕事をリタイアして
初めてわかる寂しさ…

置き忘れてきた
長い時の流れ…



2人組の中学生の彼女たちも
あと50年すれば
僕の気持ちがわかるのだろうか?

わかるかもしれないけど…

それまでに歩んでいく道のりの
遠く長いこと…

それはそれで
哀しくもあり…



今の彼女たちにとって
毎日のように
ランニングしているジジイの姿
どのように見えてるんだろう?

いや…
見えてないか?

見えてるけど
全然見えてないか?

ランニングしてるジジイなんか
まったく目に入ってないよなぁ…



見えるはずもないさ
遠い未来の諦めなど…

もっともっと大事なことが
若い彼女たちにはあるんだろうから…




ヨロヨロ走るしかできない
老いぼれジジイの羨望だと…

哀しいジジイの…



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