一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

腰岳 ……黒曜石やアオモジの蕾を見ながら登り、山頂からの展望を楽しむ……

2025年02月26日 | 黒髪山系


2月26日(水)

今日は、伊万里方面に用事があったので、
ついでに腰岳に登ることにした。

腰岳に登るのは久しぶりなので、調べてみると、
2013年7月に、5回目の黒髪山系大縦走をしたときに登ったのが最後のようで、
実に12年ぶりであった。

腰岳は、
北松浦半島、佐賀県伊万里市の南部にある、標高487.7メートルの山で、
黒髪山系の端っこにある。
英山の麓から歩き出して黒髪山系大縦走をしたときにゴールとなる山である。

越ノ峠の駐車場に到着。


ここから登り始める。


最初は舗装された林道を九十九折に登って行く。








林道歩きはここまでで、ここから左折。


反対側から見ると、「登山道↗」の道標がある。


ここから本格的な登山道となる。


ゆっくり登って行く。




ツワブキの群生地があり、綿毛がたくさん。


この先に、


黒曜石がたくさんある場所がある。


腰岳は、俗に「烏ん枕(からすんまくら)」と呼ばれるガラス質の黒曜石を産し、
腰岳産黒曜石の石器は、九州内外の先史時代遺跡で発見されているそうだ。


この先は、雰囲気の好い道が続く。








「山頂まで260m」


足取りが軽くなる。


木々の間から少しだけ展望が得られた。


アオモジの蕾が膨らんでいた。


春は近い。


山頂も近い。


ここから左へ上がると、


腰岳山頂だ。


標識の横にあるのは三等三角点。


山頂からの眺めは良く、
北東に伊万里市街、北西に細長く伸びる伊万里湾、西に国見山などが望めた。




誰にも会わず、静かな山歩きが楽しめた腰岳だった。
今日も「一日の王」になれました~


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