一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

八幡岳 ……ホソバナコバイモなどの春の山野草と、秘境の桜・ジラカンス桜……

2016年04月03日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山
佐賀県内は、現在、桜が満開になっており、
今日は、どこへ行っても、人が多いことであろう。
それに、
有森裕子さんを大会ゲストに招き、
全国から1万人の市民ランナーが参加する「さが桜マラソン2016」が予定されており、
交通規制で渋滞が予想されるので、
遠出はしないことにした。
近くの山で、春の山野草と桜を楽しみたい。

行先は、「八幡岳」。
ホソバナコバイモやヤマルリソウが見頃を迎えている頃であるし、
「八幡岳の秘境の桜」も満開になっているに違いない。
ワクワクしながら、車で出発したのだった。

「八幡岳」の中腹から見える「天山」が好きだ。
あめ山が手前に位置し、奥の天山山頂と共に、双耳峰のように見えるのが面白い。


「作礼山」も稜線の凹凸が強調され、
男性的な魅力を醸し出している。
いいね~


「蕨野の棚田」の展望所にも立ち寄ってみる。
菜の花はまだ咲いていないようだ。


標高の高い「池高原」の桜は5分咲き程度であった。


オオキツネノカミソリの葉が生い茂る登山道。


今年は例年にも増して葉の茂りが良いように感じる。


この写真の中央に登山道があるのだが、
登山道にまでオオキツネノカミソリの葉が生い茂り、
道が見えなくなるほどであった。


ここも、写真中央下から左斜め上に登山道があるのだが、
道のようには見えない。
今年の夏は大いに期待できそうだ。


こんな風景が大好きだ。


ヤブツバキの花がたくさん落ちていた。


今年の夏は絶対に来るぞ~


「八幡岳」山頂に到着。


曇ってはいたが、
案外遠望がきいた。


「黒髪山系」の山々もはっきり見える。


展望所の方からは、
「多良山系」の山々や、「雲仙」も見えた。


私にとっての裏山「鬼ノ鼻山」も見えた。


では、今日、「八幡岳」で出逢った樹木や花を紹介しよう。

ギブシが目立って多かった。


縄暖簾のような花。


新緑が眩しい季節になってきた。


スミレもたくさん咲いている。


種類も多い。


ムラサキケマンや、


フウロケマンも増えてきた。


水滴のついた葉が美しかったので、パチリ。


いいね~


数は少ないが、
ツクシショウジョウバカマも咲いている。


ユリワサビは群生していた。


マクロ撮影してみると、案外美しい。




ヤマルリソウも群生している。


井原山などよりも数ははるかに多いと思う。


得した気分。


ホソバナコバイモは終盤を迎えていたが、
見頃の花も多く、楽しめた。




近くの山で、
ホソバナコバイモの花を見ることができるという幸せ。




わが家の近くに「八幡岳」があることの幸運に感謝した。




次に向かったのは、
(「八幡岳の秘境の桜」と呼ばれている)「ジラカンス桜」が咲いている場所へ。


ジラカンスは、「白観巣」(地名)と書く。


「八幡岳」の中腹にあるこの桜は、
あまり知られていないので、穴場的な存在。


桜の周囲を回りながら写真を撮る。




桜の前に池があるので、桜が一段と映える。


池の横には、菜の花畑があり、
菜の花越しに、パチリ。


私的には、
「馬場の一本桜」よりも、
こちらの方が好きかな。(人もそれほど多くないしね)


今日も「一日の王」になれました~

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