一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

朝駆け天山 ……朝焼け、御来光、下弦の月、プチ氷河、プチ氷瀑、奇妙な氷柱……

2024年03月04日 | 天山・彦岳


3月3日(日)

早朝に起床すると、気温は0℃。
一般的に、標高が100m上がると、気温が0.6℃下がると言われている。
標高1046mの天山山頂は、平地よりも約6℃気温が低い計算になるので、
現在の天山山頂の気温は-6℃くらいになっている筈。
〈もしかしたら霧氷ができているかもしれない……〉
そう思うと、居ても立っても居られなくなり、
すぐに登山の準備をして、車で家を出た。

日の出時刻が近づいたころに、天川登山口に着いた。
日曜日だったが、駐車場には一台の車もなかった。
嬉しい。


駐車場から東の方面を見ると、朝焼けが始まっていた。




なんて美しいんだろう。




天川登山口を出発。


少し登ったところで、太陽が出てきた。






朝は「曇り」の予報だったので御来光は諦めていたのだが、
拝むことができて嬉しい。




再び歩き始めると、前方に月も見えた。


“下弦の月”だ。


御来光と“下弦の月”。
宇宙を感じる一瞬。


あめ山分岐を通過。


登山道の水溜りは凍っており、その上に粉雪が薄く積もっていた。


いつもの場所でパチリ。


二度目の御来光。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。




お約束の「足長おじさん」。(コラコラ)


今朝は、まずまずの展望。


うっすら雲仙も見えた。


残念ながら霧氷はまったくできていなかった。
2月27日(火)は今日よりも気温は高かったのに霧氷ができていたが、
今日は前回よりも気温ははるかに低いのに霧氷はできていなかった。
気温だけではなく、湿度や風速など、いろいろな要素が組み合わされて霧氷ができる。
今日はその日ではなかったということなのだろう。


今日は、午後から仕事なので、早めに下山開始。




滑りやすいので注意しつつ、


プチ氷河や、(笑)


プチ氷瀑を楽しみながら、ゆっくり下って行く。




登山口に着いても、一台の車もなかった。
なので、今日も誰にも会わなかった。


登山口周辺のフキノトウ。


よく見ると、花もカワイイ。




帰路、小さな滝に立ち寄る。


ツララがたくさんできていた。






横向きのツララを発見。


いいね~


滝の下の方には、面白い形のツララがたくさんあった。


岩に付着した植物にできた丸っこいツララが殊の外可愛く、美しかった。






今日も「一日の王」になれました~

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