「私の好きな〇〇」という新しいカテゴリーを作った。
私の好きな女優……
私の好きなピアニスト……
私の好きなヴァイオリニスト……
私の好きな映画……
私の好きなTV番組……
私の好きなYouTube……
私の好きな音楽……
私の好きなミュージシャン……
私の好きな本……
私の好きな山……
私の好きな山野草……
私の好きな物……
等々、時間があるときに、私の好きなものを紹介していきたい。
私の場合、映画やTVドラマを見る(観る)度に好きな女優が増えていくので、(笑)
私の好きな女優が現在何人いるのか自分で把握していないということもあり、(コラコラ)
このブログに書きながら確かめていきたいという気持ちもある。(まったく!)
なので、このカテゴリー「私の好きな〇〇」は「自分のことを知る旅」でもある。
好きなものが多ければ多いほど楽しい人生が送れそうな気がしているし、(そうなのか)
ジャンルを問わずに紹介していこうと思っているので、
これからも「好きな〇〇」がドンドン増えていきそうな予感もしている。
第1回となる今回は、
(ふと思いついた)私の好きなピアニスト……カティア・ブニアティシヴィリ。
【カティア・ブニアティシヴィリ】
ジョージア(旧グルジア)出身のピアニスト。
1987年6月21日生まれ。36歳。(2024年3月現在)
3歳の時に母親の下でピアノのレッスンを始める。
6歳でトビリシの室内管弦楽団と初のコンサートを行い、
10歳からヨーロッパ、ウクライナ、アルメニア、イスラエル、アメリカ合衆国でコンサートを行った。
彼女は、ヴァイオリンを完璧なピッチで演奏できたにもかかわらず、
ピアノを選び、姉のグヴァンツァと一緒にピアノを学び、連弾に興じていた。
1999年、12歳のときにミシェル・ソニーが主宰するSOSタレント財団において彼に師事。
トビリシ中央音楽学校を卒業後、2004年にトビリシ州立音楽院に入学。
その後、トビリシで行われたピアノコンクールでオレグ・マイセンベルクに見いだされ、
ウィーン国立音楽大学へ転籍。
2008年、カーネギー・ホールでデビュー。
2010年、ボレッティ・ブイトーニ財団賞を受賞。
BBCシリーズの新世代アーティストにも加わった。
2012年、エコー・クラシック賞で最優秀新人賞を受賞。
パリ管弦楽団(パーヴォ・ヤルヴィ指揮)、ロサンゼルス交響楽団、ウィーン交響楽団、フランス国立管弦楽団(ダニエレ・ガッティ指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団等のオーケストラと共演。
また、ギドン・クレーメルやルノー・カピュソン等のヴァイオリニストとも共演している。
母国語であるグルジア語の他、フランス語、英語、ドイツ語、ロシア語等を話す。
奔放な解釈と、繊細な表現で知られるカティア・ブニアティシヴィリ。
激しい気性と技法を持つアーティストであり、
過度に速い演奏、落ちつかないリズム感、計算外の躍動感、全体的な無計画さなど、
彼女のその演奏法はかねてより賛否あるが、私は好きである。
自身の容姿、演奏スタイル、音楽への取り組み方を全面に押し出した様々なモデル活動、
トーク番組、ドキュメント番組にも積極的に取り組んだりしていて、
それを嫌う人もいるが、私は好きである。
《ディスコグラフィー》
2011年「Franz Liszt」ピアノソロアルバム
2012年「Chopin」協奏曲(パリ管弦楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮)
2014年「Motherland」ピアノソロアルバム
2016年「Kaleidoscope」ピアノソロアルバム
2017年「Rachmaninoff」ラフマニノフピアノ協奏曲第2・3番(チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮)
2019年「Schubert」ピアノソロアルバム
2020年「Labyrinth」
※いずれもSony Classical からリリースされている。
2019年に発売されたピアノソロアルバム「Schubert」のジャケットを見て驚いた。
水に浮かぶオフィーリアと化したカティアであったからだ。
その美しさといったら……
私は、ミレイの「オフィーリア」が好きで、
2008年に北九州市立美術館で「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」が開催されたときに、
実際にその絵を見て、
ジョン・エヴァレット・ミレイ展 ……オフィーリアに逢いたくて……
と題し、このブログにもレポを書いた。(コチラを参照)
そのミレイの絵画「オフィーリア」の主人公に成り切ったカティアに驚嘆した。
「Schubert」の【収録曲】
フランツ・シューベルト:
1. ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
2. 4つの即興曲 Op.90 D.899
3. シューベルト=リスト:セレナード S.560
このアルバムは、
彼女が得意としながらも、これまで録音のなかったシューベルト作品集。
特に最後の「セレナード」では、
リストがアレンジした“技巧的な”シューベルトを味わうことができる。
豊満な肢体、大胆な衣装が話題となり、
「ピアノ界のビヨンセ」と呼ばれたこともあるカティア・ブニアティシヴィリだが、
骨太の一面もあり、
2008年にロシアに侵攻されたジョージア(旧グルジア)出身ということもあってか、
絶対にプーチンの前では弾かない、という徹底した反ロシア派で、
2017年7月に開催されたパリ祭では、ゲルギエフが指揮を担当することになったため、
(ゲルギエフがプーチン政権を後押ししていることを理由に)出演を断っている。
そういう硬派な一面も私は好きなのである。
【映像】
ズービン・メータ指揮「シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 54」(いろんな意味でスゴイ!)