一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

作礼山 ……秘密の散歩道で、オオキツネノカミソリの葉やフデリンドウを愛でる……

2016年04月10日 | 作礼山
今日は、久しぶりに、作礼山へ行ってみることにした。
秘密の散歩道で、春の花を楽しみたい。

まずは、山頂へ。
今日は、秘密の散歩道の散策なので、
別に山頂へは行かなくてもいいのだが、
挨拶がてらに、登ってみることにした。


今日は、この「古登山道」を歩いてみよう。


どこへ出るのかな?


荒れているかと思ったら、
そうでもなかった。




所々、片側が崩落している箇所もあったが、
おおむね整備されていて、問題なく歩くことができた。


この「古登山道」は、
みどり池の所に出た。


池の傍にはツクシショウジョウバカマがたくさん咲くのだが、
もうすでに終焉を迎えていた。


じゅんさい池と中ノ池の間を通り、
東峰へ向かった。


東峰に到着。


近くの「897ピーク」や「880ピーク」はよく見えたが、


少し離れた天山はやや霞んで見えた。


近いうちにまた天山に登ろう。


さあ、秘密の散歩道へ。
新緑が美しい。


この道にも、
ワラビや、


ゼンマイなどの山菜がたくさん。


カキドオシの花が過剰なほどに咲いている。


ありふれた花だけど、よく見ると美しい花だ。


シロバナタンポポも咲いている。


シャガは咲き始め。


途中から、小さな沢沿いの道に入り込む。


この辺りから、オオキツネノカミソリの葉が見られるようになる。




沢の音が耳朶に心地好い。


ネコノメソウも咲いている。


ネコノメソウとオオキツネノカミソリの葉とのコラボ。


いいね~


作礼山のオオキツネノカミソリは、
他の山と違って群生してはおらず、
ポツンポツンと一株ずつ分れて生えている。


この沢沿いには、他の花もたくさん咲いている。


ムラサキケマン、


ホザキケマン、




マルバコンロンソウ、


そして、ツクシタニギキョウ。




大好きな花なので、嬉しかった。






沢を離れ、


再び新緑の道へ入って行く。


岩の割れ目に咲いたスミレ。


岩の袂に咲いていたスミレ。


シハイスミレや、


マルバスミレ。


マルバスミレには、
逢えそうで、なかなか逢えない。
嬉しい。


そして、フデリンドウ。




たぶん、作礼山でフデリンドウを見るのは初めてだと思う。


たくさん咲いていて嬉しかった。




帰路、あの場所へ寄ってみた。


今日は、5匹ほどしか猫がいなかった。




しかも、近寄ると、逃げようとする。
「逃げニャくてもいいから~」


あの猫たちはどこへ行ったのか……
次に来たときに期待。


今日も「一日の王」になれました~

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