一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……大展望を楽しんだ後に、麓でロウバイ(蝋梅)やフキノトウを愛でる……

2018年01月08日 | 天山・彦岳


1月7日(日)

今日は、
今年、何十回と登るであろう「天山」への第1回目の登山であった。
少し遅めの朝食を済ませ、
七曲峠の登山口に着いたのは、午前10時近くであった。
花のない時期であるし、
曇り空の日だったので、
登山者は少ないだろうと思っていたら、
案外多くの車が駐まっていてビックリ。
(写真右にも数台の車が駐まっていた)


軽くストレッチをして、
9:51
七曲峠登山口を出発した。


雰囲気の好い登山道を軽快に歩いて行く。


途中、所々で残雪が見られる。


この急坂を登りつめると、


尾根道に出た。


かなり登ってきて、振り返り、
彦岳をパチリ。
よく見ると、その向こうの、彼方の山々までもがよく見えるではないか!


一番奥に見えるのは、くじゅうの山々だ。


ズーム。
これほど遠望の利く日は珍しい。


くじゅう連山がすぐそこにあるようだ。


こちらに見えるのは阿蘇山だ。


ズーム。
一番左に見えるのは祖母山。
その右手、
根子岳を頭にして、“釈迦の涅槃像”がはっきり判る。


いいね~


彼方に見えるのは、由布岳だ。
距離が遠い分、小さく見える。


ズーム。


もっとズーム。


もっとズーム。
双耳峰になっているのが判るね。


彦岳の左手に見えるのは、英彦山。
ヒコヒコ・コンビだ。(笑)


ズーム。
こちらは比較的近いので、はっきり見える。


もっとズーム。
あちらも登山者で賑わっていることだろう。


雲仙や、


多良山系の山々も、手に取るように見える。


途中、数組の登山者を追い抜いたのだが、
その際、
「ちょっと振り向いてみませんか? 展望がすごく好いですよ」
と教えてあげた。
きつそうに下を向いて歩いていた登山者も、
立ち止まり、振り返って、歓声を上げる。
「あれがくじゅうで、あれが阿蘇で、あれが由布岳で、あれが英彦山で……」
と解説すると、ものすごく感動されていた。
登山者を追い抜く度に解説していたので、
〈お節介なジジイ〉
と思われたかもしれない。(笑)


天山山頂が見えてきた。


もうすぐ山頂。


10:59
天山山頂に到着。
七曲峠登山口から1時間と8分で着いた。
途中、お節介な解説などしなければ、1時間ほどで着いたかもしれない。


南側は雪は少なかったが、
北側から撮ると、案外多く見える。


北側斜面越しに見た由布岳。


なんか好い感じ。


こちらは、北側斜面越しに見たくじゅう連山。


いいね~


あめ山も一際美しい。


今日は、伊万里湾もよく見える。


幾重にも重なりあう山々。


手前から、
女山(船山)、八幡岳、黒髪山系、国見山系。


展望を存分に楽しみ、下山開始。


形を変えたタンナトリカブトを見ながらゆっくり歩いて行く。


いつもの場所に立ち寄る。


本日の「天山北壁」。
雪を纏って険しそうだ。(笑)


彦岳と、その向こうに広がる展望を楽しみながら下って行く。


サイモンとガーファンクルの「冬の散歩道」が聴こえてくるようだ。


12:10
七曲峠登山口へ戻ってきた。


この後、天山の麓まで下りてきて、
某所で春の花を探す。
まずは菜の花。


案外多く咲いている。


水仙の花も数を増してきた。




ホトケノザや、


ナズナもあちこちで見かける。


オドリコソウを発見。
嬉しい。


スミレも咲いている。


こちらは、白っぽいスミレ。


こちらは、白花に近いスミレ。


フキノトウも見ることができた。


ロウバイ(蝋梅)の咲く場所へ行ってみると、
まだ葉が落ちていなかったので、諦めて立ち去ろうとしたのだが、
よく見ると花が咲いている。


こちらは、同じ場所で、昨年、満開のロウバイを撮ったもの。
このときは、まったく葉は無かった。


咲き始めには、まだ葉が付いているんだね~
知らなかった。


開花しているものを見つけてパチリ。


すでに、周囲には芳香がたちこめており、
なんとも素敵なひとときを過ごすことができた。
今日も「一日の王」になれました~


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