一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

ホソバナコバイモが咲き始めた「天山」 ……セントウソウも開花したよ……

2024年03月01日 | 天山・彦岳


3月1日(金)

2月27日に「雪」「霧氷」「エビの尻尾」「霜柱」を楽しんだ3日後の今日は、
前回歩く予定にしていた(が歩けなかった)七曲峠からルートを歩くことにした。

七曲峠の登山口に着くと、一台の車もなかった。
嬉しい。
今日も、静かな山歩きが楽しめそうだ。
(往路も復路も山頂でも誰にも会わず、登山口に戻ってきても私の車しかなく、今日このルートを歩いたのは私だけだと思われる)

出発。


最初の急登を登りつめると、


おだやかな道となり、


キノコなど見ながら、


軽快に歩いて行く。


二つ目の急登。


ここを登り切ると、


尾根道へ出る。


しばらく登り、振り返ると、彦岳が見えた。


南側の展望はイマイチ。
靄っていて遠望がきかない。


三つ目の急登を登ると、
雰囲気の好い“私の好きな道”となる。




最後の急登を(手を使いながら)登り切ると、


稜線に出る。




昨日の雨が水溜りを作っている。


いつもの場所に(久しぶりに)立ち寄る。


こんな風景を見ながら、しばし休憩。


本日の「天山壁」。


再び山頂に向かって歩き出す。




もうすぐ山頂。




天山山頂に到着。


山頂からの展望も、あめ山くらいしか見えず、


佐賀平野はまったく見なかった。


山頂は強風が吹き荒れており、寒いので、すぐに下山開始。


彦岳を見ながら、軽快に下って行った。






最後に、本日出逢った「春」をいくつか。
まずはシュンラン。
天山のシュンランにも花芽が出ていた。
「早く、早く!」


七曲ルートでもフキノトウを見ることができた。




全部で6つほど見つけたかな?


そして、セントウソウ。


まだ咲き始めだが、このくらいのときの方がカワイイ。


「仙洞草」と書き、
名前の由来はわからないとされているが、
早春に、他の花に先んじて咲くことから、
「先頭」という意味の名前が付いたという説もある。


咲き始めのときの薄紫色の“雄蕊の葯”が殊の外美しい。




いいね~


最後は、ホソバナコバイモ。
天山で最も早く咲く場所に行ってみると、もう蕾が出ていた。




下を向いた蕾はないか……と探すと、
「あった~」


ひとつ見つかると、次々に見つかった。






さらに欲が出て、少しでも蕾が開いたものはないか……と探すと、
「あった~」


先っぽが少し開いている。


もっと開いているものはないか……と探すと、
「あった~」


もうホソバナコバイモの開花宣言をしてもいいでしょう。
今日も「一日の王」になれました~


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