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え~っ!冬のボーナス全額カット!

2009年11月06日 | Weblog

日本航空が全8労働組合に対し冬のボーナスを全額カットする方針を伝えた。

年間数十億円のコスト削減になるということだ。1987年に民営化されて初とマスコミが伝えている。

夏のボーナスは、合意通りに支払われたということだが、冬のカットは初めてで従業員の皆さんはどのように考えているのだろうか?

それにしても、大企業なのに、大胆な提案だ。確かに、国の管理下になって今後再建を図っていく企業だから仕方ない部分が大いにあるが、これまで何らかのボーナスが出ていたのに全く出ないというのは大いに困ることだろう。ボーナスは生活給になっていて、家のローンやそのほかの支払いに充当している従業員も多いことだろうし、一方的に冬のボーナス支給をカットするというのはいただけない。

それに、政府との会合で経営側から、人件費問題の発言があまりにも多かった。累積額が巨額だからだろうか?民営化されてたった20年余りしか経っていないのだが、その間に経営者は何を考えて経営をしていたのだろうか?赤字額が巨額になったら国に援助を求めるというのは民営化後の全ての経営者にも責任がある。それを、現在の従業員らになすりつけて。全く無責任経営も甚だしい。国だってずっと大赤字なのに、日航経営陣はこれまでなにも赤字解消のための策を講じず「親方日の丸」体質が続いてきた結果、まずは年間数十億円の削減になるから従業員のボーナスカットをしようというのも虫のいい話だ。従業員あっての会社であるし、会社あっての従業員なのだから、この両輪を誠心誠意心得ていないといけない。なのに、一方的にボーナスカットを通告するというのは絶対許せない。従業員としてもそんなに多くの額のボーナスが欲しいと言っていないはずだろう。社長はじめその他の経営者は退陣して責任を取りそうだが、辞めるのは簡単。何故このようになったのか、きちんと原因を究明し、二度とこのような巨額の赤字を出さないようにするにはどうすれば良いのかを明らかにし、国民の税金を再建に使わせていただきたいとお願いしなければならない。

国交相は日航の火を消してはならないと述べているが、今後どのように展開していくのか注目していないといけない。

景気は徐々ではあるが良くなっているような気がするが、トンネルはかなり長く深いようだ。総理は今後まだまだ厳しくなっていくと発言している。

http://news.nifty.com/cs/economy/stockdetail/reuters-JAPAN-123338/1.htm

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