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よく歩き、よく眠り、そしてよく撮る毎日。生きてる限りは『フロンティアスピリット』で!いつまでも明るく元気に・・・

釣り場の話

2013年05月13日 | Weblog

  この原稿は先週土曜日の出来事を『草稿のまま』放置していたもので、ようやく日の目を見るものです。

昨夜からの雨がぽつぽつとまだ残っている中、早起きして釣り場に向かう。

そんなに早く行かなくても・・・と仰る方は釣りの醍醐味をお解りでないと思う。

きょうは土曜日。気候も良くなったことから、早く行って場所を取っていないとチビッ子の釣り客がどんどんやって来るからだ。

ゲームに興じていた子供達はアウトドアの“釣り”にも興味を示していて、休日になると家族や友人と釣り場で元気よく賑やかに遊ぶ。

やや足腰が弱ってきつつある私たちの釣りは、足場が安定した場所で行うのが常。しかもエサ代も安価、収穫は大きく手ごろなものが対象魚だ。だからファミリーや子供達にも楽しめる場所は、日曜祝日土曜などは一杯になる。

だから、潮の具合を見てなるべく早くその場所に到着するよう焦るのだ。

この時刻、釣り場にはまだ子供はいない。隣の馴染と「静かで良いですね!」「やっぱり、ここは潮の流れが速いし・・・子供が来ると少々辛いものがあるからなぁ・・・」などと言いながら釣り糸を垂れていると・・・雨が上がったこともあって母親に連れられた男の子2人がやってきた。

「こんにちわぁ〜!」二人が元気よく挨拶。気持ちが良い。

二人はすぐ下のメバルの探り釣りを始めた。この場所は遠投するとアジ、サバやハギ、鯛、チヌ(クロダイ)などが釣れる場所で、初心者からベテランまでいろいろな人が竿を出すのだが、投げの上手くない初心者は潮の流れを見ながら投げが出来ないので、すぐ下の探り釣りが良い。

やがて、子供の竿に小さいメバルが食いついてきた。歓声が上がる!大喜びだ。

そうこうしていると、隣の馴染にアジの当たりだ。子供たちを呼んで、自分の竿を持たせてやった。子供たちは魚の引きを感じながら釣り上げた。「ありがとうございました」と元気な声がこだまする。こうして釣りの醍醐味を少しずつ味わいながら覚えてゆく。

そんなことが2〜3回続き、彼らは楽しそうに数時間を過ごした。

すぐ下の探り釣りは、その後メバルが数匹だったが、子供は何事にも代えられない良い経験をしたはずだ。

釣り場で初めて出会った人でも、元気に挨拶して始める人や子供と、黙って間に割り込み、何も挨拶なしにブスッとして釣り始める大人がいる。

この日、母親はほとんど我々としゃべらずに帰って行ったのだが、子供の方がはるかにマナーをわきまえていると感じた雨上がりの昼下がり、釣果が普段よりは良くなかったが、子供たちの帰り際にした元気良いあいさつの声がしばらく耳に残った。

コメント
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