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初の開幕戦審判

2014年06月16日 | Weblog
W杯サッカーが開幕し、世界中がW杯一色だ。

オープニングゲームは日本人審判団によって裁かれた。

開幕戦の審判は西村雄一主審、相楽亨、名木利幸の両副審。

判断の難しいプレーもあり、決断力が求められる厳しい試合となったが、3人は毅然とした態度で試合を裁き、大いに盛り上げた。

西村主審は27分、ハイボールの競り合いの際に肘を出したブラジルのエースネイマールに、イエローカードを示した。その後は、両副審のオフサイドの見極め、ファウルの判定を含めて試合をしっかりとコントロールしていた。だが、試合が次第にヒートアップしてきた後半25分ごろ、ブラジルのフレジがペナルティーエリア内でクロアチアのDFに倒されると、迷わずPKを与えた。クロアチアの選手たちに詰め寄られても、ひるんだ表情はみせなかった。

主審の権限は絶大だ。ピッチの上はもちろん、観客席にも目を配りスタジアム全体を演出しなければならない・・・と講習会で勉強したことがある。

冷静な目でプレーを見ている主審の判断について、ネット上やマスコミは"あれはないのじゃない?"などという意見が多い。

しかし、オープニングゲームを任せられた以上、最も選手の近くで見ている西村さんが『PK』という判定をしたのだからとやかくいうことは避けたい。

人間だから間違いはあるが、この件について私はよくやったと称賛する。

あのPKがブラジルの決勝点となったが、マスコミの論評を見てサッカー好きの芸能人がコメントしていたのはいただけない。今、世間の話題がW杯だからといって軽々にコメントするのは避けていただきたいものだ。

主審のポジショニングが悪かったとか、死角だったとかは瞬間の"運"も大きく左右する。ベストを尽くした日本人審判団の欠点を前面に出すことなく、スタジアムを包む全体の流れの中でのレフェリングはどうだったのか?をしっかりコメントしないと、日本人審判のホイッスルは次に繋がらなくなるのではないだろうか。
コメント
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