けさも冷え込んだ。これまでが暑すぎたので温度差がありすぎて、余計に寒く感じたのだろう。
5月中旬から6月の梅雨の時期にかけて、白い花を咲かせた『ヤマボウシ』。この花、梅雨期に一斉に開花するアジサイにセンターを奪われ、注目度はやや低くなってしまっている。
また、同じような花の“ハナミズキ”に比べやや開花時期が遅く、葉が出た後で白い花が枝先に開花するが、今年もシーズンには、玄関先や庭先で今夏も健気に白い花を咲かせた。
そのヤマボウシの実をあちこちで見かける季節になった。
雲一つない秋の快晴、爽やかな好天の空気に誘われて、長閑な田園風景を目に入れながら郊外を歩いていると、住宅の庭先で赤い実を付けたヤマボウシの木を発見した。近づいて葉の間を見てみると、直径2センチほどの薄い赤色の実が数個大きくなって付いていた。
この実、果肉は粘りがあって甘く生食できるといわれている。(私はまだ食べたことはないが・・・) 専門のコーナーによると、『マンゴーやバナナといった南国系フルーツに似た強い甘味がある』とのこと。
秋にはいろいろな果物が豊富に出ているので、ついついヤマボウシの実にまで行き届いてないのかもしれない。
木の持ち主にお願いして、この秋チャレンジしたいと思っている実のひとつだ。