年が改まったのでフォトフレームを入れ替えました。例年の年頭同様、ミッシェル・ドラクロアの前年カレンダーから切り抜きました。今回は、彼の娘で同じく画家のファビアンヌ・ドラクロアの絵も含まれています。
以下にオリジナルの絵の画像と解説を載せておきます。
（★これより下の画像をクリックすると、大きい画像が見られます。）
６００円のミニギャラリー ～M.ドラクロアの「なつかしき日々の思い出」～
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「嵐の後のサン・ジェルヴェ教会」by ミッシェル・ドラクロア (上段左)
パリの様々な時代で象徴だった教会です。そんな歴史的背景はともかく、私が一番気に入っている点は、その教会がセーヌ川のほとりの素晴らしい場所にあるということです。
「野原」by ファビアンヌ・ドラクロア (上段中央)
私は周囲に誰もいない田舎で育ったので、今でも田舎が我が家のように感じます。四季折々の自然を感じることはとても充実した生活に感じられます。現在はパリに住んでいますが、木々や野原に昇る太陽を見ることができる田舎に帰りたいと思うことがしばしばあります。田舎には心豊かな楽しみや家族との時間が溢れています。
「サンマルタン運河の岸でリラックス」by ミッシェル・ドラクロア (上段右)
大きな旅や異国での長い休暇とは無縁だった当時のパリの人々にとって、唯一の楽しみはサンマルタン運河でのボート乗りと岸辺での魚釣りでした。麦藁帽子をかぶった少年には休暇の午後、いとことバドミントンを楽しむことが最高の時間でした。
「フランスのゴルフ」by ミッシェル・ドラクロア (下段左)
多くの人がゴルフを愛好するのは、スポーツとしてのゴルフを好きということだけでなく、きっとゴルフコースの美しさにも心魅かれるからでしょう。
「甘い生活」by ミッシェル・ドラクロア (下段中央)
２０世紀の初頭、多くの社会的な不正にも拘らず、人々は人生に対する愛を明確に表現しました。フランス人は多くを共有しなくても人生を大いに楽しみ、自由に生きました。それは「ベル・エポック」であり、世界大戦など想像もつきませんでした。やがて第二次世界大戦で国は破壊されましたが、フランス精神は不滅でした。
「カルチェラタンの夜」by ミッシェル・ドラクロア (下段右)
パリの左岸の学生街・カルチェラタンに、世界各国から集う若者たち。その平均年齢は２０歳くらいで、昼間は熱心に勉強にいそしみますが、夜はパーティータイムを楽しみます。
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M.ドラクロアの絵は、人間の描き方の温かさと愛らしさ、そして遠近感が魅力ですね。お嬢さんもそれを受け継いでいるような…。
