NetBSDでXen仮想化サーバーとファイルサーバーを安定稼働に向け育てる
いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「NetBSDでXen仮想化サーバーとファイルサーバーを安定稼働に向け育てる」です。
NetBSDはコンパクトでありながら様々な機能を実現できるオープンソースの基本ソフトです。クリーンな実装であることを主義としており、その成果としてとても多くのハードウエア・アーキテクチャ上で動作します。
今回の取り組みは、NetBSDでXen仮想化サーバーと、そのデータバックアップ用のファイルサーバーをやはりNetBSDでつくりました。実は2013年から基本形は動いており、長期的な運用で明確になった課題をこのたび解決したものです。
NetBSDのXen仮想化サーバーはIntel Xeonと32GのRAMを持つPCアーキテクチャのサーバーです。SSDとより大容量のHDDミラーディスクを備え、長期間の安定稼働を目指したものです。その中の仮想マシーンとして
Windows Server 2012
NetBSD
が動いています。
NASはごくシンプルにNetBSDサーバーとして実装しており、やはりSSDとより大容量のHDDミラーディスクを備え、sambaをインストールしています。NASですから、やはり長期間の安定稼働を要求されます。このシステムはこのたびのバージョンアップで、最新のAMD CPUによる汎用PCマザーボードになりました。電源ユニット以外はファンがなく、長期間運用に適しています。
このように、これらも異なる二つのCPUアーキテクチャで長期間運用することで、NetBSDの安定性を確認して行きます。おそらく今回の課題解決型バージョンアップで、より安定に運用することができます。
このように、お客様のシステム作りをご一緒し、育てていくことは、共に多くのノウハウの蓄積につながっています。