べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

モノを買うとはどんな行動なんだろう|ロジカル・シンキンでいこう!

2011年10月14日 | おもしろかった
 お金を払って商品を受け取る。シンプルですね。

 でも、遊園地で一日中遊んで商品が残るわけじゃありません。わたしたちは、何にお金を払ったのでしょうか?

 わたしたちがモノを買うとき、形のある"商品"だけにお金を払ってるわけじゃありません。ワクワクする楽しさや心地よい時間といった、形のない"サービス"にもお金を払うのです。


 仕事をがんばったら、お客さんはお金を払ってくれる。

 間違いではないと思います。でも、がんばったら必ず上手くいくとも言えない。なぜでしょう?

 
 わたしは塾講師です。教え方が上手くいったか。やっぱり一番気にかかります。でも、生徒はそれだけでずっと続けてくれるんでしょうか?

 お店を持って調理もするオーナーシェフなら、やっぱり料理の味が一番気にかかるでしょう。でも、おいしいのにお客さんの流れがなかなかできないことだってあるんです。運が悪かっただけなのでしょうか?

 ヒトは、経験したことからしか考えることができません。塾講師は教え方に、オーナーシェフは料理の味に、こだわりがあって一番時間をかけています。一番大事なことだと思い込む。間違いではありません。でも、お客さんもそう思うとは限らない。


 写真を見てください。お客さんがモノを買うまでの心理と行動を説明した、ふたつのモデル図です。

AIDMA(アイドマ) から AISCEAS(アイシーズ)へ(パソコンむけ)

 お客さんの気持ちと行動はそれぞれ上から下へ順に進み、途中どこかが欠ければモノを買うという行動はおこさない。どんな講師がどんなふうに教えているのか、お客さんに注意や関心がないと来てくれません。食事をしながらどんな楽しさがあってどんな素敵な時間が過ごせるのか、それがほしいという欲求がお客さんにわかなければ来てはもらえない。

 原因がどこにあるかわかれば、対策が組めます。教え方が悪いんじゃないか、味に問題があるんじゃないか、思い込んで自信をなくすことはなかったんです。


 大切なのは、自分の思い込みから離れてお客さんの心理と行動へ視点を変えること。カンや運に頼らない、論理的思考(ロジカル・シンキン)のひとつです。(塾長)


「考える」ってどういうこと?|サッチーは俺の嫁

ロジカル・シンキンでいこう!(1)|論理的思考で進路を決める

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