古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

しろばんば  井上靖

2024-01-16 12:38:58 | 小説の紹介
新潮文庫  昭和37年

ノスタルジーにあふれた洪ちゃという少年

の少年時代をおぬいばあさんと暮らしていく

中で成長していく物語。

心にいちばん残ったのは、いとこのハハの妹

のさき子が死んでし舞うところだろう。

若くてキレイで利巧な女性の若死ににはやはり

つらいものがある。

いろいろな出来事が出し惜しみないかんじが、

読んでいて楽しい。

洪ちゃもぼくは基本子供はだめなのだが、大丈

夫だった。まあ、日本版スタンド・バイ・ミー

って、ちょっと違うか。

兎に角583Pあるので、一カ月半読むのにか

かってしまった。

井上靖氏の書く文章に興味があって、次ど

んなのが来るか、楽しみでもある。けど、

これ、井上氏とはなんら関係のない話しな

のだろうか。そこいら辺はよく分からないが、

とても練られたストーリーテリングに徹した

感じでした。拍手喝采。

(読了日 2023年12・17(日)20:54)
                (鶴岡 卓哉)         

























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする