講談社文庫 2013年 「妻が椎茸だったころ」所収
こういうヘンなつくりばなし、嫌いじゃない。特に、二階に
寝ていて、ジャラジャラ音がするから文句を言いに行ったら
そこの三代目の部屋で、石が敷き詰められていて、石ヲタだって
いうはなしは面白いと思った。つげ義春のこともちょこっと
でてくるし、その手の人には嬉しい限りだ。
パラサイトっていうのは、寄生虫って意味じゃなくて、探検家
パラスの名前の下に石を表すiteがついて、パラサイトという
らしい。猿宿というのは、まあ、説明すると長くなるので、
やめておきます。
これも恋愛小説ってカテゴリーに入るのかな、なんか由香さんが
石ヲタの三代目が気に入っている、みたいなのがでてくるけど、
いやいや、これは、旅小説なのか、いや、違う気がする。
(読了日 2022 8・25 0:35)
(鶴岡 卓哉)
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