ぼくは、このブログを部活とおもって、更新
しているし、読書の蔵書メモとしてつかおうと
おもってやっている。
最近は書評スキルが若干、矛先が鈍って来ている
感じがしないでもないな、と感じている。
今日は、安岡章太郎氏の雨と云う短編です。
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雨の多い街で、そこは新宿らしいのだが、刃物屋に
寄り、鉈を買った。なけなしのおカネ、四百円を払い
レインコートの内側に吊り下げている。どこかで、鉈を
振るい、強盗を働こうとするのだが、電気屋さんに間違
えられたりしてうまくいかない。公園で男に会うが、どうも
ヘンで、どうもいかんですぞ、などと口走って、全くなって
いない。
そのうち、その男は弁当を食べ始め、警官に問い詰められても、
「これでは帰れない」と何度も口遊んでいるばかりだった。
ぼくの中の安岡氏の作品のイメージはこの作品のシュールな
感じだと思う。
まったくナンセンスでシュールレアリズム感が漂ういい
作品だった。
(読了日 2024年11・24(日)20:05)
(鶴岡 卓哉)
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