2024年9・20(金)~10・20(日)まで
鶴岡たかによる絵本・ヒロシマねこの原画展を古民家
ギャラリーうした&古本カフェで行います。
この絵本はいろいろな雑草で描かれており、そのテク
ニックには目を見張るものがある。この絵を描くのに、
50年の歳月がかかったと、本人も言っており、その
歳月の重みと言葉のないところが、ひしひしと心に
響いて来る。
2018年に死んだ、僕が飼っていた、とび丸が主人
公で、ヒロシマのいろいろな場所に行き、自分という
ものを刻み付け、刻印し、確認して、主人の元へ挨拶に
行き、魂が帰って来て、生まれ変わる、という物語だ。
広島の人なら、ああ、ここか、と分かるかもしれない。
勿論、分かる場所もあるだろうが、分からないだろうな
あ、という場所もある。
場所というものは、人にとって、どういうものなのか、
ということも、訴えかける。鶴岡たかにとって、広島と
はどういうところなのか、ということが、伝わって来る
だろう。
平和への問いでもあり、平和ってどういうことなのだろう、
と改めて考えてみるのもいいかもしれない。
原画は絵本とは違って、やはり、すごくいい。リアルに
雑草で描かれたということが分かるし、筆の息づき方も
違う。やはり、一度、原画で見てみる、というのも
体験として、貴重なものなのかもしれない。
美味しい飲み物をご用意して、お待ちしております。
どうぞ、ご観覧にいらして下さい。
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