2Pの掌篇小説。夢で見たかのような家族が奥の間に
「わー」と走っていってしまう。
特にオチらしいオチもなく、とにかく「わー」と畳みの
敷かれた45度の傾斜になった部屋を豆粒になるまで
走っていくという怪奇だ。
ぼくはちょっと読んだとき、食べたものがマズすぎて
時空が歪んでそうなったんかな、と思った。
夫が最後に走っていくってことは、夫がつくった料理の
あまりのマズさゆえの展開なのかな、と。
まあ、ちょっと捉えどころのない、作品ではあるゆえに
おもしろさもある。
(読了日 2023年2・2(木)0:46)
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