中央公論社 2003年
川上女史にはちょっと不思議系とフツーの日常系と
エッセイものといったような分け方ができるかもし
れない。
これはフツーの日常系に属するものらしい。翠という
高校生の恋愛や、母親や祖母、籍を入れなかった父や
キタガーと呼ばれる先生との関係が語られる。
この本は110円だったんだよねえ。えっ、川上女史
の未読本が110円! と即買いだった。
勘は外れていず、某木皿泉で創作ものがちょっと作為性
が鼻について、やめてしまったことがあったので、大丈夫
かな、と思ったが、その妙なリアリティのおかげで楽しく
読むことができた。ぼくと川上女史は相性がいいらしい。
いや、勝手にぼくがそう思っているだけなのであるが。
文學とはなんぞや、を考えるのにもよかった。きっと、
文學って、そんなにしんどいものじゃない、と思えたのが
ぼくにとっていいことだったと思う。
(読了日 2023年3・28(火)23;40)
川上女史にはちょっと不思議系とフツーの日常系と
エッセイものといったような分け方ができるかもし
れない。
これはフツーの日常系に属するものらしい。翠という
高校生の恋愛や、母親や祖母、籍を入れなかった父や
キタガーと呼ばれる先生との関係が語られる。
この本は110円だったんだよねえ。えっ、川上女史
の未読本が110円! と即買いだった。
勘は外れていず、某木皿泉で創作ものがちょっと作為性
が鼻について、やめてしまったことがあったので、大丈夫
かな、と思ったが、その妙なリアリティのおかげで楽しく
読むことができた。ぼくと川上女史は相性がいいらしい。
いや、勝手にぼくがそう思っているだけなのであるが。
文學とはなんぞや、を考えるのにもよかった。きっと、
文學って、そんなにしんどいものじゃない、と思えたのが
ぼくにとっていいことだったと思う。
(読了日 2023年3・28(火)23;40)
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